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| あーっ! と気付きました。今夜がこのコラムの〆切だ。なんか書かなくては。と、気付いたときの様子です。悩んでるふうにしてみましたが…真剣さに欠けてるかな。足組んでるのがいかんですね。 |
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えーっと今日は取材に追われた日でした。有楽町の東宝に行って「ホームレス中学生」の取材。
一件めは雑誌ピクトアップのHさん。もう何年も前からおなじみです。「よかったですよー」と言ってくれるのだがなかなか確信持てず。「ホントですか」と逆取材状態になってしまいます。
二件めは日本映画専門チャンネル。ところがインタビュアーが「ホームレス」のメイキングをやってくれたM。会うのは一ヶ月半ぶりくらいなのだけど、いやまた太ったなあ…。「お前が相手じゃマジメに喋る気になんないよー」と軽口を叩いたりしました。まぁMに会えて嬉しいのです。彼は僕の作品「まぶだち」「ロボコン」では助監督。以後もメイキングなどで必ず現場には参加してくれています。おでぶな体型とダラダラながらもひとを癒してしまう愛嬌の良さで僕の現場の潤滑油に必ずなってくれているのです。ダラダラが過ぎるときもあるのですが、基本的には心強い奴ですね。
そんなMとお喋りをしてたら宣伝部の人に呼ばれました。「監督、隣の部屋に長澤がいますよ」長澤って長澤まさみか! 久しぶりです。映画「ロボコン」が終わってしばらくは会う機会もあったのですが、もう5年は会ってません。控え室を覗いたらメイクさんやら関係者がいっぱいいる! 今やスターだもんなあ。よし。機先を制して挨拶しちゃるぞ。
そこへ長澤が帰って来ました。「古厩さん!」うわ。長澤、変わったか? だけど相変わらずの舌っ足らずなムニャムニャ喋り。「違うんですよ。私、最近わかったんです。舌が長いんですよ。口の中であまっちゃって」へえー。「今さらなんですけどボイストレーニングの教室に行こうかなあって…」うんうん。その呑気さは長澤だ。静岡の田舎から出て来て、二言めには「静岡に帰ろうかなあ」って行ってた田舎の子の長澤。パッと見は随分すらりとキレイになったのに、のんびりムードはまったく変わってなくて、なんだか安心しました。また映画やろうな。
その後はMの仕切るインタビュー撮影に戻って…。その後、パンフ用にライターA田さんと話。A田さんの書く映画の文章、俺、好きなんですよね。今回は「ホームレス」について。彼の投げかける質問、ヒントが面白くて。役者の芝居、映画の舞台である郊外、「ホームレス」の中心にある現代的問題…なんてことについて喋りまくってしまいました。相手の会話に自分の会話を重ねて自分も思考を深めていけるのは何とも楽しい。有意義な時間でした。
その後も東宝の社内報、ウェブの取材など一日みっちり喋りまくってちょこっと舌が動きにくくなりました。こんなの大学生のときに「ヤングジャンプです。懸賞にあたったお報せの電話です。おめでとうございます!」とバイトで電話をかけまくって以来です。いやはや。 |
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■過去の記事
第9回:「ホームレス中学生」ふたたび音作業に入る
第8回:息子が一ヶ月、吉祥寺の写真屋で記念写真
第7回:家族揃って、二子玉川の花火鑑賞を計画
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[古厩監督のなんとかかんとく日記]
「奈緒子」「ホームレス中学生」の映画監督・古厩智之監督がおくる連載コーナー。(毎週木曜日更新)
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 映画監督:古厩智之
1968年長野県生まれ。大学在学中に撮った短編映画「灼熱のドッジボール」で92年ぴあフィルムフェスティバル・グランプリを受賞。94年に同賞スカラシップで初の長編「この窓は君のもの」を監督。「まぶだち」(01)でロッテルダム映画祭グランプリを受賞。他に「ロボコン」(03)、「さよならみどりちゃん」(05)、「奈緒子」(08)など。新作は、小池徹平主演「ホームレス中学生」。 |
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