[映画監督:古厩智之]
身辺ばたばたと落ち着かず。そんな中、久しぶりにテレビの撮影をしました。BS-iの短編ドラマシリーズ「東京少女」。今月の末に放送です。見てね! えっと…そうそう撮影でした。撮影期間は二日間。一日撮り終えたところで子役のS君がインフルエンザだと判明。二日目を撮る日を変更しました。するとロケ 地も変更。変わるのはいいんですが、ロケハンに行く時間を取れません。結局ぶっつけ本番でロケ地を見ないまま撮影に臨みました。
うーん。焦りました。制作部から写真は見せられているんですが、やっぱ想像とは違いますね。その日の朝少し早めに現場に着いて、計画をいろいろ変更で す。場所って俺には凄く大事で。何を背景にしようか。どんな雰囲気でやろうか。その日の朝に考えるのはなかなかハードでした。
肝心の中身。子供が離婚したお父さんに会いに行く。それに付き添う主役の女子高生…なんて設定なのですが、そのお父さんは実はDVお父さんで別れた妻を 殴りまくっていた。そんな設定です。で…お父さんを演じるのは元LUNA SEAのドラム真也さん。彼がよかったですね。お芝居はまだそんなに経験されてないそうですが。芝居が凄いとかでは全然ないのですが。真也さんは優しいヒ トなんですね。子供を見ればニコニコ笑っちゃうし、休み時間には子供を「新幹線どれが好き? やっぱのぞみ?」なんて話していて。人柄が滲み出てしまうん です。突然子供を恫喝するように声を張り上げる。そんな設定だったのですが、なかなか最初は声が出ません。やっぱり子供に微笑みかけてしまう。
おやどうしよう。その時はそう思ったんですが、そのうち怒鳴り声が出たときは却ってリアルだったかもしれません。子供を脅したり全くしなさそうないい人が突然血管を切らしそうになるその恐ろしさ…。現代的に見えました。


