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[映画監督:古厩智之]


映画『武士道シックスティーン』編集まっ最中です。
数日前にはプロデューサー陣を集めて第一回目のラッシュ。
荒く繋いだフィルムを見せるのです。といってもアビットという機械でやるのでビデオの小さな画面で…なのですが。本当にフィルムを繋ぐのはもう少し先です。

さて…いつものことですが、編集を始めると悩みます。
何だこりゃ。とんでもないものを撮ってしまった。
しかしへこたれないぞ。知恵と勇気で乗り越えなければ!

というわけで編集で七転八倒します。
でも今回はちょっとやり過ぎました。映画の半分までは面白い。
しかし残り半分が脚本の頃からの問題点が露呈したかたちで、つまんない。
そこでまずシーンをばらばらに。でもって新しい、面白い意味を見つけ出して繋げ直しました。脚本状の構成を思い切ってバラバラにしたのです。

プロデューサー陣に見せたのですが…評判は散々でした。
「古厩さんは考え過ぎるからなぁ」と言う某プロデューサーに、
「そんなことないですよ」と答えて臨んだラッシュ。
これぞシンプル。究極の答え!と自信を持っていたのですが…。どうやらやり過ぎちゃったみたい…。

ラッシュが終わって二日ほどよくわかりませんでした。そこで編集Oさんとともに、
「いらないシーンを捨てる、ということだけまずしよう。そしてこの映画に必要な最低限のシーン、ここだけあれば映画になるという一番小さなカタチを見つけよう。シーンの順番をいじるのはしばらく我慢しよう」とOさん。
俺は納得しました。そして、いらないと思われるシーンをただ削っていったのですが…。

その作業をしてる二日間、つまんなかったなあ!
「こうすれば正解!」という答えがみつからないままシーンを選ぶ作業。
それは、カットを繋いで、そこに生きる人間を作り出す「編集」という作業からは随分遠くて…。
それでも何とか我慢して…今日の朝イチ、初めて繋げたものを見ました。

あれ?イケてるみたい!主人公の剣道一直線少女・香織が生き生きとそこにいました。
んーと、やはり考え過ぎでした。いや、それ以前に今あるお話の流れが最高でなくても、まずは信じてみるべきでした。主人公はその流れにそって生きているのですから。
迷いました。いつも迷ってばかりですが…でも何とかなりそうです。

おっと。ここまで書いて息子がびーと泣きました。
いま夜中の2時。10ヶ月なんですが最近お腹が張るみたい。
夜中に2、3度起きます。つらそうだなあ。
現場のよい写真がないので息子写真でスミマセン!髪が伸びたので結んでみました。あはは!



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