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[取材]

蜷川幸雄、吉高由里子、高良健吾、ARATA

蜷川幸雄、吉高由里子、高良健吾、ARATA

 70才を越えながら精力的な活動を続ける演劇界の鬼才・蜷川幸雄が、芥川賞受賞作「蛇にピアス」を映画化、主演の吉高由里子、共演の高良健吾、ARATAと共に初日舞台挨拶を行った。

 「蛇にピアス」は、衝撃的な内容で話題を呼んだ当時20才の金原ひとみによる04年芥川賞受賞作。心にぽっかりと穴の空いた19才の少女・ルイをめぐる物語では、SM・刺青・ボディピアスといった衝撃的な世界が描かれ反響の大きかった作品だ。映画化に際しては、“世界のニナガワ”がメガホンを取ったことと共に、20才の吉高由里子の体当たり演技でも公開前から大きな注目を集めていた。

 初回上映に先立ち満員の場内に登場した吉高は「人と話し合って役作りをしたことがなかったので最初は大変でしたが、高良さんやARATAさん、監督と話し合いながら作っていったことがとても新鮮でした」と主演した感想を語った。相手役のアマを演じた高良は「今回僕が演じたアマには、今までの映画で一番違和感を持ちましたが、気づかないうちに生活していた安全な範囲から出てみようと思いました」とコメント。

 モデルとしても活躍するARATAは「蜷川監督の現場は、丁寧に芝居をつけてくれ、温かくて優しい空気の中で芝居をすることができ、とても幸福でした。僕が演じたシバの役は自分ひとりで作ることはできず、吉高さん、高良君と一緒に作り上げていきました」と蜷川作品に出演した喜びを明かした。

 そして本作を手掛けた蜷川監督は「才能ある繊細な3人の若者にどうやって立ち向かうのか?と考えると、撮影初日には登校拒否になるほど緊張しました。彼らに信頼されるような良い演出ができればいいなと思いながらやりましたが、この3人はとてもチームワークが良くて、僕が何も言わなくてもいろいろなことを相談しあってやってくれる。最終的には、僕が3人の演技を盗み撮りするように演出することができました」と期待の若手俳優を絶賛。続けて「(同日公開作品の監督である)たけしさんや津川雅彦(マキノ雅彦)さんは親しい友人ですが、彼らには負けたくないですね」と同じ大御所たちに向けてライバル心を燃やしていた。

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「蛇にピアス」オフィシャルサイト