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[取材]

「ゼラチンシルバーLOVE」完成披露会見

「ゼラチンシルバーLOVE」完成披露会見

 17日、世界的に活躍する写真家・繰上和美が初監督した「ゼラチンシルバーLOVE」の完成披露試写会が都内で行なわれ、主演を務めた永瀬正敏、宮沢りえが繰上監督とともに登壇した。

 写真家としてはすでに40年近いキャリアをもつ繰上が、なぜ今メガホンを撮ったのか。「30年程前に、アフリカの砂漠に棲息する『オニマクリスプラナ』という黒い虫を見つけて、その虫の習性を聞いたら、すごいロマンチックで壮絶な命だなあと思い、それを人間に置き換えたらどうなのるのかな、というヒントがずっと頭の中に残っていた。いつかチャンスがきたら撮ってみたいなと思っていたことが今回形となった」と映画製作に携わった経緯を語った。

 監督とは映画で初顔合わせの永瀬は、「僕の中では前から憧れの伝説の写真家なので、その現場にいられるだけで幸せな日々でした」と緊張の面持ちに対し、宮沢は監督とは20年来写真を撮り続けてもらっている間柄だけに「台本もどんな内容かも聞かずに、絶対出たいです!ってお答えしました」と出演を即決したことを興奮気味に語った。

 本作は、ある依頼を受けたカメラマンの男(永瀬正敏)が向かいの部屋に住む謎の女(宮沢りえ)を24時間ビデオカメラで監視し続ける。いつしか女に心を奪われていく男、そしてその男の存在に気づく女。交わるはずのなかった男女の行方は――。生物すべてがもつ本能と性(さが)を虫の習性からヒントを得て発想したという監督が、ミステリアスでエロティシズム溢れる独特な世界観を表現している。

 実は宮沢扮する謎の女が、劇中である儀式のためにゆで卵を食べるという設定が重要なポイントとなっている。監督から「エロチックに食べてくれ」という注文があった宮沢は、「どうやってゆで卵をエロチックに食べればいいんだろうって。家でゆで卵を作ってみて、ひとりでエッチに食べる練習をしてみました(笑)」と大胆発言で会場を沸かせるエピソードを披露した。

 また今回、映画に関して明らかになった新情報は、主題歌「LOVE LILA」をあの井上陽水が書き下ろしたことだ。主題歌を担当するにあたり、井上陽水から「操上さんに写真を撮られるときは“チャンとする”が僕の基本的な心構えですから、この映画の音楽を依頼されたときは普段以上に“チャンとしなければならない”と思いました」とコメントが寄せられた。

 「ゼラチンシルバーLOVE」は2009年早春公開予定。

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「ゼラチンシルバーLOVE」オフィシャルサイト