[取材]
80歳の身体で生まれ、年齢を重ねるごとに肉体は若返っていくという男の人生を描いた壮大なドラマ「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。すべての年代を物の見事に演じきったブラッド・ピットの姿が公開前から話題となっている今作のメガホンをとったのは、「セブン」「ファイト・クラブ」に続き3度目のタッグを組んだデビッド・フィンチャー。日本でも絶大な人気を誇る両者がPRのために来日。28日、都内で記者会見が行われた。ブラッド・ピットは3年2か月ぶり、フィンチャー監督は初来日ということで、会場内にはおびただしい数の報道陣。異様な熱気に包まれる中、フィンチャー監督と共にブラピが登場。
帽子にざっくりニットというラフな格好に身を包んで勢いよく手をふりながら、満足そうにあたりを見渡していた。「日本にこの映画をもってくることが出来てとっても嬉しいです。この企画はプロデューサーが18年前からあたためていたものだったので。監督は3年前から特殊撮影の準備をしていたし、僕自身は2年前から撮影していました」と、通常の倍はかかったという本作の長い取り組み期間を明かした。
長い構想の甲斐あってか、世界各地で賞賛の声があがっている本作。先日発表された第81回アカデミー賞では、なんと13部門にノミネートされるという嬉しい事態になっている。元々映画を比較ということをあまり好意的に思っていなかったフィンチャー監督であったが、ノミネートされたことに関しては「皆が頑張ったからお互い肩を叩きあいながらよかったね、って言い合いました。すごい評価なので嬉しいです」と、素直に喜びを露わにした。
劇中、主人公ブラッド・ピットはケイト・ブランシェット演じるある女性と恋におちる。運命のいたずらにより肉体が若返っていく彼と老いてゆく彼女が噛み合う年齢は、ほんの一瞬。愛の形というものについてブラピは、「男と女の関係、愛は必ず終わりがくるわけで、それは不変のこと。別れがきたときに絶望的にしがみつくのではなく、受け止めて、愛し合っている時間を楽しむということがとても重要だと思います」と、歴代のゴシップを彷彿させるような意味深な発言をしながらも、「まぁそうはいってもデビット・フィンチャーとの愛は終わらないですけどね。あと3本は一緒に映画を撮りますよ」とジョークに替え、会場を沸かせた。
愛の形にかぶせて、「自身に劇的な出来事が起こる予感は?」という直球質問には、「6人も子どもがいるから、これ以上(劇的な出来事は)ないんじゃないかな」とニヤリ。既に報道されているように、今回、恋人アンジェリーナ・ジョリーと6人の子どもと共に来日したブラッド。会見も終わりに近づいた頃、突如報道陣に向かって「家族で楽しめるところ、このあたりでどっかない?」と逆質問。各方面から「京都!」「キディランド!」「明治神宮!!」などなどおすすめスポットが飛び出した。さらに、「美味しい和食のレストラン情報も教えてよ~」と、すかさず情報収集を始めようとしたブラピに会場も爆笑。
アカデミー賞の行方も気になる、幻想的な作品「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は2月7日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」オフィシャルサイト
