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[ハリウッド]

パルムドールはミヒャエル・ハネケ監督の「Das Weisse Band」 (C)AFLO

パルムドールはミヒャエル・ハネケ監督の「Das Weisse Band」 (C)AFLO

今月13日にフランスのカンヌで開幕した第62回カンヌ国際映画祭が24日夜、最終日を迎え、メイン会場のグランドシアター・リュミエールで閉幕式が行われた。今年度の最高賞パルムドールはオーストリア出身ミヒャエル・ハネケ監督(67)の「Das Weisse Band(原題、訳は『白いリボン』)」に贈られた。

ハネケ監督は2001年の「ピアニスト」が同賞審査員特別グランプリを、05年には「隠された記憶」で同賞監督賞を受賞しているが、パルムドール受賞は今回が初となる。

今回パルムドールを受賞した「Das Weisse Band」は全編モノクロで撮影され、第一次世界大戦前のドイツの小さな村を舞台に、子供たちへの残虐な事件を描いている。

「妻にときどき聞かれるんだ。『あなた、幸せ?』って。僕はいつも答えに苦しむ。なぜなら幸福とは、とても希少なものだからね。でも今この瞬間は、とてもとても幸せだとはっきり言えるよ」と受賞後に語ったハネケ監督。

グランプリは、刑務所に収容されている若い青年が囚人たちの支配者になっていく様を描いたフランス人監督ジャック・オディアールの「Un prophete(A Prophet)(原題)」が受賞。

男優賞にはクエンティン・タランティーノ監督がメガホンを取った「イングロリアス・バスターズ」(日本では今年10月公開予定)のクリストフ・ワルツ、女優賞には物議を醸したラース・フォン・トリアー監督の「Antichrist(原題)」のシャルロット・ゲンズブールがそれぞれ輝いた。

また、故ヒース・レジャーの遺作となったテリー・ギリアム監督の最新作「The Imaginarium of Doctor Parnassus(原題)」は22日、同映画祭でワールドプレミアが行われた。ヒースの首吊りシーンから始まるというこの作品は、残念ながらノンコンペティション部門での出品になったが「表彰されるべき作品」と絶賛された。

主な受賞結果は以下の通り。

・パルムドール(最高賞):「Das weise Band(原題)」 ミヒャエル・ハネケ監督
・グランプリ:「Un prophete(原題)」 ジャック・オーディアール監督
・審査員特別賞:アラン・レネ監督
・監督賞:「Kinatay(原題)」 ブリリャンテ・メンドーサ監督
・男優賞:クリストフ・ワルツ 「Inglourious Basterds(原題)」
・女優賞:シャルロット・ゲンズブール 「Antichrist(原題)」
・脚本賞:メイ・ファン 「Spring Fever(原題)」
・カメラドール:「Samson & Delilah(原題)」
・短編パルムドール:「Arena(原題)」 ジョアン・サラビア監督
・ある視点部門:「Kynodontas(原題)」 ジョルジオ・ラティモス監督

また、パルムドールを受賞したハネケ監督の代表作「ファニーゲーム」が、6月26日(金)に、DVDリリースされる。