[ハリウッド]
1976年にアメリカで放送開始した人気ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」のジル・マンロー役で世界中を虜にしたファラ・フォーセットが、現地時間25日の午前9時28分頃、肝臓ガンのため死去した。62歳だった。ファラは1947年米テキサス州生まれ。テキサス大学在学中にミスコンに出場したことがハリウッドデビューのきっかけとなる。1969年にクロード・ルルーシュ監督の「あの愛をふたたび」で映画デビュー。数年間は低迷状態が続いたが、テレビCMへの出演で徐々に人気をあげる。
そんな彼女が一躍脚光を浴びることになったのが、76年に放送を開始し、主要キャストのジル役を演じたTVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」。同時期に発売された水着姿のポスターは、世界中で1,200万枚もの売り上げを記録。セクシー女優として大ブレイクを果たした。映画界進出のため、わずか1年で同ドラマを降板したため、訴訟沙汰となったが、その後、和解のため第3シーズンと第4シーズンにゲスト出演している。 他の出演作には、シリアスな役を演じてエミー賞候補になった84年のテレビ映画「バーニング・ベッド」や、高い評価を得た「ファラ・フォーセット/レイプ・殺意のエンジェル」などがある。受賞こそ逃したものの、89年のテレビシリーズ「ファラ・フォーセット/薔薇の秘密」でエミー賞に二度目のノミネートを果たし、2004年にはテレビシリーズ「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~」(シーズン2)でエミー賞に三度目のノミネートをされている。
ファラとガンとの苦しい闘いが始まったのは2006年。肛門ガンと診断され、10月に腫瘍摘出手術を受けた。翌年2月にはガンを克服したが、わずか3か月後の07年5月、検診によって再発が判明。その後、安静を保ちながら懸命に闘病生活を送っていた。その様子はドキュメンタリー「A Wing & a Prayer: Farrah's Fight for Life(原題)」にもなり大きな反響を呼んだ。
今年に入ってガンが肝臓へ転移していることがわかり、カルフォルニア州サンタモニカの病院St.John's Heath Centerに緊急入院。転移からわずか2ヵ月後の今月25日に息を引き取った。
ファラの最期は、1980年から17年間交際し、破局後も友人として付き合いのあった俳優のライアン・オニール(68)や数名の友人たちに看取とられたものだったという。
ファラの最期をライアンはこう語った。
「彼女が息を引き取ったとき、周りには医療チームが集合していた。ファラは目を開けていたけれど喋ることは出来なかった。でも、みんながいることは判っていたみたいだ」。
先日22日にはライアンからプロポーズを受け、承諾したばかりだった。二人の間には1985年に誕生した息子のレドモンドがいる。
ライアンは語る。
「ファラは逝ってしまった。今は母親や姉妹、そして神様と一緒にいるんだ。僕は心の底から彼女を愛していたよ。すごくすごく会いたくなるだろうな。(最後の数日間は)ファラの意識は朦朧としていたけれど、僕は夜通し話しかけていたんだ。『とても愛しているよ』って。今彼女は安らかに眠っているよ」。
