[取材]
7月5日、第9回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルにて園子温監督最新作「ちゃんと伝える」がクロージング作品として上映され、園監督と主演のAKIRA(EXILE)演じる史郎の父親役の奥田瑛二、マーク・ウォルコウ(映画祭プログラマー)が舞台挨拶を行った。つめかけた現地在住の日本人や映画ファン含めおよそ250人を前に上映された「ちゃんと伝える」は、“生と死”や“人とのつながり”といった普遍的なテーマを扱っているためか、観客の理解度・満足度とも非常に高かった模様。海外にファンの多い園監督の作品だけに、上映中もユーモアを含むシーンには笑いが起きたり、上映後も鳴り止まないスタンディングオベーションが起こったりするなど、大盛況のワールドプレミアとなった。
園監督と奥田瑛二は、奥田の次女で女優の安藤サクラが園監督の「愛のむきだし」に出演していることもあってか、息もぴったり。上映後の質疑応答ではユーモアを散りばめながら場内を盛り上げた。
自らガンを患った経験がある女性が映画製作に関する悩みを相談したり、奥田さんが娘の安藤サクラから「園監督とは絶対一緒に酒を飲まないでね。お父さんも園監督もお酒が好きで変わり者同士で、一緒に飲んだら撮影を止めて東京に帰ってきちゃうから」と釘を刺されていたことを暴露。
また、今後の展望について聞かれた園監督が「ガールフレンドがほしい。早く結婚したい」と舞台上から観客に向かって“婚活”するハプニングも起き、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルは、北米では人気アジア映画を上映する代表的な映画祭。9回目を迎える今年は「ちゃんと伝える」「愛のむきだし」のほかに、三谷幸喜監督の「ザ・マジック・アワー」、昨年日本の映画賞を総なめにした橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」などが上映された。
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「ちゃんと伝える」オフィシャルサイト
