[映画]
2009年の映画業界は3D元年と呼ばれている。「映画を見ている」のではなく、「映画の中に自分が入っている」ような体験が売りであり、臨場感を求める消費者を刺激している。ハリウッド大作では、今月11日に公開された「モンスターVSエイリアン」や8月1日公開の「ボルト」、邦画も「戦慄迷宮 3D」など今後も続々と3D映画が公開される。
【映画ウラ事情】2009年に入り、やたらと3D映画が公開されているのはなぜ?
「すごい迫力で怖いくらい。また見たい(9歳 女の子)」、「まるで自分がスクリーンの中に入り込んでいるかのよう(32歳 母親)」など、いずれも映画館最大手のTOHOシネマズららぽーと横浜を訪れ、3D映画「モンスターVSエイリアン」を観た観客の感想である。
そこでTOHOシネマズららぽーと横浜の小林支配人に早速3D映画の反響を聞いてみたところ、「いち早く3D版を鑑賞した劇場スタッフからは「3Dで見るほうが楽しいよね、普通に見るよりも楽しい』という声が上がっています。また、“遊園地のアトラクション感覚”という言葉もよく聞かれ、そういう感覚に陥ったと話すスタッフも多い」と周囲の反応は好感触のようだ。
しかし、一方で課題も残っており、「料金形態にまだ一般のお客様が慣れていない」という声が聞こえるほか、「前売券使用の際、差額分の支払いが必要になるアナウンスが徹底されていない」など新システム故に、オペレーション上での課題を指摘する声もあるなど、今後への対策が求められている。
そんな中、「モンスターVSエイリアン」を製作したドリームワークスCEOのジェフリー・カッツェンバーグ氏は、3Dのメリットをこう語っている。「一番重要なことは、3Dは、映画館へ行くことの意味を大きな形で再活性できる点です。過去10年間に起きた、家庭での視聴体験における革新は途方もなく大きなものでした。それらはすべてここ10年の間に起こりました。そういう変化が起きている一方で、映画館での体験は、それほど違いがありませんでした。少なくとも今は、3Dは映画界全体にとっての希望です。我々はおそらく、海賊行為のために年間60億ドル以上の損失をこうむっています。この3Dは、90%の海賊行為が発生している中心部に杭を打ちこみます」と3D映画に大きな期待をよせている。
