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| 作品にも登場するタイの古式マッサージについてお聞かせください |
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| 基本は呼吸なんですよね。体を触れ合わせている以上に、呼吸を合わせることが必要なんです。ふたりの間に流れる空気感を一緒にするというか。親密度が深いと思いますし。信頼していなければ成り立たないと思います。 |
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印象に残っているのは、全員で家の1階で話をしているところです。紛争が起きて足を撃たれて駄目になった、とか、タイの情勢の話をするシーンなんですが、“日本はどんな国なの?”というくだりを撮っていたとき、自分の中で初めての感覚があって。ダイレクトに自分の心に入ってくる感情と、それによって内から出てくる生理現象みたいなもの。それはきっと台本ありきの作品では経験できなかったことだと思います。
出来あがった作品を観たときに、すごくいいなと思ったのは、ラストの川からそのままエンドロールに流れて、最後に“ある言葉”を日本語、タイ語、フランス語、で言っていくくだりです。エンドロール、みんな最後まで観て帰って下さいね。
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| 「七夜待」は特に女性に観てほしい作品ですが、女性として幸せに感じる瞬間とは何だと思いますか? それは20代のときと、30歳を迎えられた今とでは違いますか? |
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変わりますね。わたしは30代歴がまだ短いですけど。20代のときでいえば、自分が褒められることがすごく嬉しいし、恋愛においても愛されることだけが幸せだと思っていました。それが徐々に、何か人のためだったり、自分以外のもののために何かをできることが幸せなんじゃないかと思えてくるようになりました。
それに、いい意味であきらめることとか、息を抜くことができるようになりました。
「まぁ、いいか」っていうことが、怠慢な行為じゃない。彩子もそうですけれど、流れに身を任せられるようになる。「七夜待」を観ると、力を抜ける生き方に気づけるかもしれない。がんばるっていう言葉が必要じゃなくなると思います。
「がんばらなくていいよ。がんばってきたよ、大丈夫」って、自分に思ってあげられれば。がんばらなくてもいいやって思えた先って、すごく頑張れることが、ポイントとして出てくると思います。リラックスしてやさしい気持ちになって、「七夜待」を観ていただければ嬉しいですね。 |
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| 最後に公開を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします |
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| テーマが明確じゃない分、見る人によって感じ方がいろいろだと思うんです。20代後半の女性なら、その世代の女性が持つ葛藤に対して共感してもらいたいなと思うし、まだそうした葛藤を経験していない若い人たちには、もっと違う感じ方、単純でいいんです。タイに行きたくなったとか、映像が奇麗だったとか、マッサージを受けたくなっちゃったでもいい。男性が見ると、また全然違うと思うし。とにかく見る人によって感じ方がそれぞれに違う作品。自分がどういう受け取り方をするんだろうというのを楽しみに、劇場へ足を運んでいただけたら、面白い観方ができると思いますよ。 |
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本編中ではラフな服装だった長谷川さんですが、インタビューに現れた彼女は、本当にお美しく目を奪われました(作品中ももちろん、お綺麗ですが)。こちらの質問に対して、ひとつひとつじっくり考えながらお話される長谷川さんは、嘘のない人、という印象を強く持ちました。おそらく「七夜待」は女優・長谷川京子の転機となる作品。30代を迎えて、ますます期待大です。
(取材・文:望月ふみ) |
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[長谷川京子]
1978年生まれ。1999年に女性ファッション誌のモデルとして本格的に活動を開始。2000年には女優デビューを果たし、テレビや映画だけでなく、舞台でも活躍している。主な映画出演作は「美しい夜、残酷な朝・box」(三池崇史監督)、「大帝の剣」(堤幸彦監督)、「愛の流刑地」(鶴橋康夫監督)等。また、TBS系ドラマ『SCANDAL』 (10/19 21:00~)にも出演中。 |
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「七夜待」(ななよまち)
配給:ファントム・フィルム
11月1日より、シネマライズ・新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
オフィシャルサイト |
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