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インタビュー
「バンテージ・ポイント」マシュー・フォックス インタビュー
「バンテージ・ポイント」マシュー・フォックス インタビュー
人生は短いから、この業界以外でもやりたいことはあるんだよ
大統領暗殺を目撃した8人の視点が交差したとき、恐るべき真相が明らかになる――。斬新なアイデアを元にしたサスペンス・アクション大作「バンテージ・ポイント」が遂に公開される。大統領を警護するシークレットサービスのテイラー役を、体当たりで演じた注目の俳優マシュー・フォックスにインタビューをした。
profile
[マシュー・フォックス]
1966年、米国ペンシルバニア州アビントン生まれ。コロンビア大学で経済学を専攻し、学士号を取得。その後、92年にテレビシリーズ「Freshman Dorm」にレギュラー出演、デビューを果す。94年からのテレビドラマ「サンフランシスコの空の下」の好演で注目を浴び、04年の「LOST」でリーダー的存在のジャック役でスターの仲間入りをする。新作は「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が手掛ける「スピードレーサー」で、謎の「レーサーX」というキャラクターを演じる。
「バンテージ・ポイント」
3月8日 サロンパス ルーブル丸の内ほか全国ロードショー!
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
オフィシャルサイト
出演しようと思った決め手は何でしたか?
2年半前にピート・トラヴィス監督から声をかけられたんだ。彼が撮ったテレビ映画「Omagh(オマー)」がとても気に入っていたしね。テイラーという役を演じることはとてもチャレンジだったし、興味深いものがあったよ。興味深いと言えば、この映画自体もそうだね。一つの出来事を違う人が違う立場で見れば、全く新しい発見ができるアイデアに興味を惹かれて、この映画に出演したいと思ったんだ。
ピート・トラヴィス監督との仕事はいかがですか?
とても物静かな性格なんだけど、人間の洞察がとても鋭い。人に対して思いやりもある。視覚的な要素が重要視されている映画業界において、俳優と一緒になってリアルに役作りに協力してくれる素晴らしい監督だよ。
映画の後半ではカーアクションが見どころになっていますが、撮影の裏話があれば教えてください。
車内のシーンは、スタジオでグリーンスクリーンを背景にして撮ったんだ。大勢のスタッフが車を揺らしつつ、その車中で僕らは演じるんだ。

監督から「直角に右に曲がって!」「大きなトラックが前から来た!」といった指示が出て、それに従ってリアクションしなくてはいけなかったんだ。そのときは、こんな撮影方法で面白い映画が完成するのか心配になったよ。唯一、監督と口論になったのがこのシーンだったね。監督からは「私を信用してくれ」と言われて、なんとか撮影に臨んだよ。

今は、映画を観た人たちからカーアクションを褒められているから、あのシーンをやって良かったとホッとしているところだよ。監督がこの場にいたら謝りたいし、強く抱きしめてあげたい(笑)。
「バンテージ・ポイント」マシュー・フォックス インタビュー
出演する映画を見極めるときの基準はありますか?
実は、作品を選ぶ基準は曖昧なんだ。監督や脚本はとても重要だけど、どちらかと言えば、企画に対して「自分が参加することは避けられない」という心境になったら出演を決めるんだ。崖に追い詰められて落ちるような感覚が作品を選ぶ決め手かもしれない(笑)。
仕事とプライベート、どのようにバランスをとっていますか?
正直、うまくバランスをとれているか自信はないよ(笑)。家族と過ごす時間は大切にしているけどね。去年の秋は「スピードレーサー」や「LOST」の撮影の連続だったから、年末は家族とゆっくり過ごす時間をもらったよ。今朝も子供とiChat(アイチャット)で会話をしたよ。プロモーションで家を空けるのは不安だけど、ネットを通じて子供たちと会えない寂しさを解消しているかな。
今後の俳優としての目標はありますか?
これからも映画には携わっていきたいね。キャラクターを演じることで物語を創ることも大事だけど、企画を最初から立ち上げる事にも興味もあるんだ。人生は短いから、この業界以外でもやりたいことはあるんだよ。ただ、僕の人生のモットーは「一歩ずつ」なんだ。もしかしたら、これまで築いてきたキャリアがなくなっても、また違った人生を歩んでもいいと覚悟している。とりあえず、先のことはあまり考えないようにしているかな。
編集部の呟き
映画「バンテージ・ポイント」とTVドラマ「LOST」、両方のプロモーションを兼ねて来日したマシュー。人気海ドラの出演で人気急上昇、そして映画でも活躍。俳優として絶好調だけど、そんな状況下に置かれても本人はいたってクール。地に足をつけた落ち着いた印象を受けました。ただ、「映画業界以外でもやりたいことがある」発言はちょっとビックリ。で、「バンテージ・ポイント」かなり面白いです。ストーリー自体は単純だけど、それが8人の視点で描かれたとき、とんでもないパズルに仕上がります。90分っていう時間で映画をまとめたのもすごい。必見!
(取材・文・写真:昼神幸吉)

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