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| 一つやったらそれと同じことをやらない。飽き症なんて同じ事をやりたくないんですよ
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| 深夜枠で人気を博したTVドラマ「スシ王子!」の劇場版となる「銀幕版 スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜」。本作で、関西出身の自称“彫刻家”でアメリカ、ニューヨークに店を構えるスシ屋「八十八」の常連客でもある一見チンピラ風な男ハルキを演じるのは、数々の映画・ドラマ・舞台に出演し、06年にクリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」で海外進出を果たした伊原剛志さん。映画について話を聞いた。
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[伊原剛志] 1963年大阪府出身。舞台「真夜中のパーティ」でデビューし、96年に「ふたりっ子」で人気を集める。それ以降は映画、TV、舞台にコンスタントに出演を続け、最近ではTVドラマ「黒い太陽」「女帝」に出演。ゴールデングローブ賞外国語映画賞に輝いたクリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」ではバロン西役を好演し、国内外で高い評価を得る。おもな映画出演作は「半落ち」「叫」「ヒート アイランド」など。
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「銀幕版 スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜」
4月19日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国公開
監督:堤幸彦
出演:堂本光一、中丸雄一(KAT-TUN)、釈由美子、石原さとみ、太田莉菜、伊原剛志、北大路欣也
配給:ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト |
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| 堤監督は、「以前から一度伊原さんと仕事をしたかった」と語っていたそうですが、今回一緒に仕事をした感想は?
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| 僕も堤さんとは一緒に仕事がしたかったですね。やっぱりこの作品の仕上がりを見て、すごく面白く出来ていますし、監督はじめスタッフが必死になって遊んだ感じがスクリーンから出ていて、なかなか面白かったです。
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| 今回伊原さんは、関西出身のハルキという役を演じられており、役柄的にもかなり自由に演じられたと思いますが、いかがでしたか?
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そうですね。ハルキ役は自分から、「こうしたい」とか「衣装はこうがいいんじゃないか」とか、いろいろ提案したんですよ。台本のままだとあまり面白くなかったので、どうしようかな、と悩んでいたら、ある時ひらめいて、昔あんな感じのヤツが知り合いにいたので、そのイメージを持って監督に提案していきました。
監督も「面白いですね」と言ってくれて、どんどん取り入れてくれるんです。なので、最初の台本よりは、かなり面白くなったと思いますね。逆に、後半のキャラクターは前半と全然違うので、台本通りに、見ている人が前後のキャラクターが繋がらないように忠実に演じました。
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| 伊原さんは今までいろんな監督とご一緒されてきましたが、堤監督が他監督と違うところはどんなところだと思いますか?
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| それぞれ監督は皆違いますけど、堤さんはセンスがすごく良いんですよ。あと現場を大事にしているんですね。堤さんはじめ、堤さんのチームスタッフが凄く真剣にバカバカしいことを考えていて、そういう雰囲気がすごく良かったです。また機会があればご一緒したいなと思いますね。
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| 現場は堂本光一さんほか、若い役者の方が多かったと思いますが、撮影中の雰囲気はいかがでした?
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| 良かったですよ。僕、あまりしゃべらないですけどね。お客役の外国人たちと一番しゃべっていました。
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| 最後の対決アクションシーンはこの映画の一番の見せ場だと思いますが、今回のアクションはいかがでした?
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アクションをやったのは、かなり久し振りだったんですよ。15年振りくらいかな。今回はとにかくハードでした。堂本光一くんは若いし運動神経がいいんで、彼においていかれないように頑張りました。
25時間くらいかけてぶっとおしで撮影しましたね。朝9時にスタートして終わったのが翌朝11時くらいでしたから。寝ずに撮影したんで、倒れると思いましたよ。あんなに働かされたの初めてです(笑)。終わった後はもうふらふらでした。
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| 伊原さんは作品の度にいろんな役を演じられていますが、出演を決めるきっかけは何ですか?
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| 一つやったらそれと同じことをやらない。飽き症なんて同じ事をやりたくないんですよ。以前演じたことのある役とかはあまりやらないですね。
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| いろんなインタビューを拝見しますと、伊原さんにとって「硫黄島からの手紙」が役者人生の中で大きなフックとなっているようですが、「硫黄島からの手紙」に出演する前と後では、役柄に入り込む姿勢など、ご自身の変化はありますか?
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| あると思うんですよ。でも自分ではよく分からないです。おそらく少し経つと、振り返ったときに、「あ、こういう事なんだ」と分かると思います。多分今はその最中なんで、よく分かってないですけど。でも絶対あると思いますね。そういう変化って、5年くらい経って振り返った時に、こういう風に自分に影響しているんだなーと思うもんじゃないですか。それこそ、「硫黄島からの手紙」の時は夢中でしたし、日本の看板を背負って戦っていたので、その時は全く考えなかったですけどね。
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| 今後も海外へ進出する機会があればチャレンジしていきたいですか?
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| そうですね。まだ細かくは言えませんが、次の作品は世界公開が決まっています。これから撮影に入ります。
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92年のTBSドラマ「愛はどうだ」で、清水美砂演じる長女の婚約者で、空気の読めない情けない男「喜一」役を演じていた伊原さん。当時中学生だった私は、このドラマで同じく出演していた福山雅治よりもこの喜一に心を奪われ、それ以来ずっと注目してきた俳優さんである。そんな思い入れがありまくりの伊原さんへの単独インタビュー。ええ、もちろん緊張しますとも。
普段からあまりしゃべらない、とおっしゃっていた通り、言葉数こそ少ないが、まるで無駄のない話し方をする伊原さんにすっかりうっとりしてしまい、いろんな意味で忘れられないインタビューとなりました。
(取材・文・写真:篠原藍)
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