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| 我々がもっと勉強して賢い消費者にならなければいけないと思う
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| 人々を魅了するダイヤモンドに隠された真実を描いた、レオナルド・ディカプリオ主演の新作『ブラッド・ダイヤモンド』。アフリカ、シエラレオネ共和国の内戦の中で、ダイヤモンドに翻弄される人々の極限状況が衝撃的に語られている。その話題作を手掛けた、『ラスト サムライ』で知られる巨匠エドワード・ズウィック監督に話を伺った。
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[エドワード・ズウィック監督]
1952年、米イリノイ州ウィネットカ生まれ。同州のアカデミー・フェスティバル劇団で研修を積み、ハーバード大学で文学を学びながら、同劇団で演出や脚本家を務める。ズウィック監督の名を一躍、映画界で知らしめたのは、デンゼル・ワシントンにアカデミー賞助演男優賞をもたらした『グローリー』(89)で、ズウィック自身もゴールデン・グローブ賞にノミネート。『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)でも同賞にノミネートされた。また渡辺謙がアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『ラスト サムライ』(03)では、ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀監督賞を受賞している。製作者としては、『恋におちたシェイクスピア』(98)や、『トラフィック』(00)、『I am Sam アイ・アム・サム』(01)などを世に送り出している。
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『ブラッド・ダイヤモンド』
配給:ワーナー・ブラザース映画
4月7日(土)、サロンパス ルーブル丸の内他全国ロードショー
オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/ |
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| 深刻な現実問題を掘り下げた社会派映画でありながら、サスペンスとアクションを盛り込んだエンターテイメント作としても素晴らしい完成度でした。この両方のバランスをとるのは大変ではなかったですか? |
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| 社会性と娯楽性、二つのバランスをとるのはとても重要だったけど、アクションなどの娯楽性は、ストーリーの一部でなくてはいけないんだ。当時のアフリカのシエラレオネ共和国は、とても危険な場所で暴力性が高くて、人々の生活は常に死と隣り合わせだったからね。そういう事実を語ると緊迫感が出るので、スリリングな要素を自然と描くことができたんだよ。 |
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| 撮影前にアフリカでの現地取材を敢行された際、アフリカの現状をどのように感じられたのでしょう? |
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| 実際に現地に行くと、アフリカの人々の生活ぶりが悲惨だった。何百人の子供が手や足を切断されている現実もあるんだ。そういう光景を目撃すると色々と考えさせられたよ。私も全然知らない事実がたくさんあったから、この物語を忠実に語ろうという気持ちになったんだ。 |
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| ダイヤを売る男、家族を探す男、真実を伝える女、3人の複雑な感情を素晴らしい俳優が演じていました。彼らの魅力を教えてください。 |
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ジャイモン・フンスーは、数々の作品でバイプレーヤーとしていい演技をしている俳優だ。今回は西アフリカ出身の人間として、私たちの理解できないような現実も彼は全部分かっていたから、単なる演技ではなくリアルな演技ができていたと思うよ。
ジェニファー・コネリーは、俳優だけではなく女性としても関心すべき人だ。ユニセフの活動をしているしね。
レオナルド・ディカプリオは、魔法をかけたように毎テイクごと人格が変わるんだ。彼の演じた役柄は、南アフリカ独特のアクセントをもっているし、肉体的にもキツイ役だ。それに不道徳的な役だったけど、とても喜んで演じてくれたよ。
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| 日本を舞台にした『ラスト サムライ』に続き、本作も海外であるアフリカが舞台になっています。監督が今、注目している題材はアメリカではなく海外にあるのでしょうか? |
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| 今は、映画業界が世界的な文化になりつつあると思うんだ。それに各国の現状を受け入れやすい状況になったのかもしれない。私はいろんな国々に住んだことがあるし、ある程度各国の問題点も知っている。だからこそ、今まで語りたかった物語を映画にできるチャンスが生まれてきたんだ。ある意味、エキサイティングな時代になってきたと思う。 |
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| この映画を観終わるとダイヤモンドに対する認識が変わると思います。監督はこの映画を通じて一番伝えたいメッセージがあれば教えてください。 |
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私たちのまわりには、どこかの国から輸入されている商品があるよね。私たちが商品を購入するということは、その国に対して何かの影響があるということなんだよ。単純に物を買うということは、自分の見得を張るためだけでなくて、政治的な意味も持っているということを知ってほしい。 資源というものはどこかの国にあるもので、それがどこから来て、どういう意味を持っているのか、我々がもっと勉強して賢い消費者にならなければいけないと思う。 |
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『グローリー』『戦火の勇気』、そして『ラスト サムライ』など重厚で心に迫る作品を描き続けているエドワード・ズウィック監督。そんな巨匠が次に選んだテーマは、ダイヤモンドに隠された“闇”の輝きだった。この映画を観る前と観た後、ダイヤモンドだけでなく、我々の生活の身の回りの商品全てを疑ってしまうほど衝撃度は計り知れない。日本にとって遠い国の物語だが、本作が世界で公開される意義は充分にあると思う。
(取材・文:昼神幸吉、写真:藤田隆之)
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