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| 大事なのは“余計なことはしない”ことですかね
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| 釜山国際映画祭から生まれた青春活劇ムービー『ボーイ・ミーツ・プサン』。釜山国際映画祭現地の熱狂をそのまま取り込んだようなドキュメンタリータッチの臨場感溢れる映像。また一方では、リアルな釜山の人々の生活が垣間見られるとともに、右も左も分からず、言葉も通じない国での少年の孤独が滲み出す。そしてそこから生まれる束の間の恋心と挫折。この作品で、主人公“クリハラ”を自然体で演じた柄本佑さん。釜山でのオールロケに関する話から、柄本さんの恋愛観まで、様々な話を伺いました。
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[柄本佑] 1986年、東京生まれ。2001年の春、『美しい夏キリシマ』のオーディションを受け、見事合格。その独特な存在感と空気のように自然な演技が、空虚さをそのまま形にしたような“康夫”という役にぴたりとはまった。2003年より本格的に俳優活動を開始。 『17歳の風景〜少年は何を見たか』(若松孝二監督)、『疾走』(SABU監督)、『初恋』(塙幸成監督)、『フリージア』(熊切和嘉監督)、『檸檬のころ』(岩田ユキ監督)など、話題作への出演が相次ぐ。
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『ボーイ・ミーツ・プサン』
配給:アルゴピクチャーズ
9月22日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてモーニング&レイトショー公開
オフィシャルサイト |
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| 今回はオールプサンロケ!とういうことで、いかがでしたか?
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食べ物がウマかったですねえ!一番ウマかったのは豆腐チャンプルでしたね。あ!豆腐チャンプルーじゃないや、「豆腐チゲ」だ。豆腐チゲものすごくウマかったです。
Q:映画の中に登場している大きなミミズのようなものはなんですか?
あれ何だったろう…?覚えてないです(笑)。なんて言ったっけな〜あれ。でもあそこのシーンは一度撮ってたんですよ。二度に分かれて撮影が行われて。最初の撮影の時に撮ったんですが、次の撮影まで約半年空いたので、髪型がつながらなくて…それで撮り直したんです。最初のとき、「これがウマいから頼んででみろ」って武さん(監督)に言われたような…。
Q:見た目はちょっと、えっ!?…て思いませんでした?
あっ、でも俺意外にああいうの大丈夫です(笑)。変わりものは得意な感じなんで。 |
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| 今回の作品はドキュメンタリータッチで描かれていますが、どこからが演技で、どこまでが素の柄本さんなんですか?
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適当に歩いてるところとかは素の自分です。
Q:役作りとかはされたんですか?
いや、大体いつもそんな役作りっていうのはしなくて…勉強はしますけど。でも今回はえぐっちゃん(共演した江口のりこさん)と一緒だったので…。えぐっちゃんは昔から知ってるんですよ。「東京乾電池」っていう、うちのオヤジの劇団にいる人なんで、入った時からずっと知ってるんですよ。だからそういった意味では知ってる人がいて、安心して演じていた気がします。まぁそれがいいのか悪いのかは分かりませんけど。
Q:役作りの勉強というのは?
これもそんなにしてないんじゃないかなぁ。例えば時代劇だったら時代を調べるとか、そんな感じですね。ただ今回に関しては韓国に関して調べるというこたは特にしなかったです。役も初めて韓国を訪れるという役でしたし。急だったんですよ、『ボーイ・ミーツ・プサン』の撮影が。監督から渋谷にある、ヤクザのいる喫茶店に呼び出されたんです(笑)。そこで話をして、「やりましょう」ってことになって、すぐ映画祭に行きました。そのときはまだ台本もなくて、具体的にどこを撮るって言うんじゃなくて、まぁ映画祭を撮るっていう感じでしたね。それで歩いているところとかを撮って、ドラマ部分は次に撮ることになって。忘れてた頃に台本が出来てきて・・・(笑)。ちなみにあれ、衣装はほどんど自前なんですよ。ズボンと靴と上のジャージと…あと帽子も自分のですね。 |
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基本的に、武さんがこんな感じでって一回やってくれるのを見て、それを真似る感じでした。そういった動きとか、こんな風にやってとか具体的に言ってくれたので、すごくやりやすかったです。
Q:ご自分の中で、ここは気をつけたという点はありましたか?
あまり余計なことはしないことですかね。 |
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いや、昔一回CMでニューヨーク…ん?ロサンゼルスだったかな?…どっちかに行きました(笑)。
Q:一人で海外に行かれたことは?
あぁ一人で…番組ではありますけどねえ。でも一人ではないですね。名古屋になら一人で食い倒れの旅に行きましたよ。ひつまぶし食べたんですけど、すっごくウマかったです。あ、それ一人じゃなかった(笑)。でも一人で海外って難しいですよね。まず言葉が通じないし。
Q:映画の中では韓国語を3つしか教えられなかったわけですが、柄本さんは他に知ってる韓国語はありますか?
「領収書ジュセヨ」(笑)。あれで本当に領収書もらえるらしいですよ!領収書は日本語ですけど。向こうには日本語喋れる人が結構いるんですよ。だから韓国になら、たぶん一人で行けると思います。でも知ってる韓国語って「ジュセヨ」くらいですね。 |
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| 映画の中ではいろんな所を周ったと思いますが、特に思い出に残った場所とかありましたか? |
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| 泊まったところがラブホテルだったんですよ(笑)。ラブホテルに泊まってて、ベッドが異常にデカかったんです。韓国って床暖房がものすごく効いてるんですよ。それがものすごくうっとうしいなぁと思ってましたね。だから一番思い出に残ってるのはそこのラブホテルです(笑)。ホテルのテレビでNHKも流れてましたし。たしか「ローマ」ってところが安かったと思います(笑)。 |
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| 泊まったところといえば、映画の中で登場する、常に命令口調のおばちゃんとの共演はいかがでした? |
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あのおばちゃんは、武さんが見つけたキャラクターで、ホントにあそこのホテルを経営してる方で、ああいうしゃべり方をする方なんですよ。それをそのまま使ったみたいです。おばちゃんと話してるときは演技じゃなくて素の自分でしたね。いや、どうかなぁ…、自分ではあんまりわかんないです(笑)。
Q:共演者つながりで、江口さんが海の中で水着を脱ぐシーンがありましたが、ドキッとしたりしませんでした?
うふふ…(笑)。でもあそこすごかったんですよ!カメラの後ろにものすごい数のギャラリーがいて。若者が「ヒューヒュー!」とか言ってくるんですよ。しかもめっちゃ寒い中で海に入って行って、えぐっちゃん大変そうでした。 |
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| 本作品はほろ苦い青春ストーリーということですが、柄本さんは好きな女性にどうアプローチしますか? |
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そういうことも聞くんですか(笑)。ええ〜どうだろうなぁ…う〜ん…告白するときはしますよ。でも一人でいるのが好きなんで、まぁ陰気な奴ですね(笑)。部屋で本読んでたりするのがけっこう好きなんです。
Q:では好きな女性のタイプは?
好きな女性のタイプ…一緒にいて安心できる人がいいですね。うるさくもなく、静かすぎたりもしない、みたいな。だまっていられる人がいいです。だまってて全然OKですね。まぁできるなら(笑)。そういう人がいいですねえ〜やっぱり。なんかずっとしゃべっていられてもねえ…。話すことないのに無理にしゃべる人いるじゃないですか。内容のない会話しかしないみたいな。それよりは、しゃべることなかったらしゃべらない!
Q:映画の中ではヨーコが失恋しかけるわけですが、失恋した女の子にはなんて声をかけてあげますか?
声をかけるというより、ただ話を聞いてあげますね。余計なこと言うより話聞いてあげるのが一番いいと思います。
Q:基本は“余計なことはしない”ですね(笑)。
ハハハ(笑)。だって相談されてもめんどくさいですもん(笑)。「う〜ん、そうだね」って言って、「じゃ、もういいかな」みたいな(笑)。 |
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| 映画の中でやっている犬の遠吠えは本当に自分でやっているんですか? |
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あれはホントに自分でやってます!犬の遠吠えに関しては上手いですよ(笑)。
Q:じゃぜひここでやっていただいて…。
それは絶対にしないですけど(笑)。あれは仕事ですから。犬の遠吠えできる?って聞かれて、「犬の遠吠えに関してはものすごく上手いです」って言って。それに関してはものすごく自信があったんです。それでやったら、「すごいね!」って。でも犬の遠吠えが上手くてもしょうがないですけどね(笑)。まぁこういうところで使えたのはよかったですけど。…よかったのかなぁ?(笑)。 |
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| それでは最後に、これから映画をご覧になる方に一言お願いします。 |
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| モーニングとレイトなんで観にくい時間ではある気がするのですが、ぜひ劇場に足を運んでいただいていただけると嬉しいです! |
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なかなかシャイな柄本さん。写真撮影の後にも、どうか犬の遠吠えを!とお願いしたのですが、最後までやってくれませんでした(笑)。そして映画の話よりも、恋愛に関する話の方が気持ち口数が多かった気がしたのは私だけでしょうか(笑)。そんな柄本さんの素に近い姿が垣間見られる『ボーイ・ミーツ・プサン』。柄本さん自信タップリの犬の遠吠えも楽しみにしつつ、映画館へ行こう!
(取材・文・写真:浦川瞳)
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