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インタビュー
『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』 田村英里子 インタビュー
田村英里子
ラッシュの時には絶対に座りたいですが、そのための秘策は、原作の本に書いてあるとおりですね
日本での人気や地位を惜しげもなく振り切り、新たな活動の場を求めアメリカに向かった田村英里子が、久々に出演した日本映画『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』のプロモーションのため一時帰国した。この映画の原作は、満員電車での座席の確保法を真面目に研究したブログ・メルマガを書籍化したもの。映画化にあたっては、田村が演じるOLを中心にライトなテイストのラブコメディに仕上がっている。最近の日本国内では、その語学力を活かしたメディアでの露出が多い彼女だが、着実に実績を上げているアメリカでの活動についても語ってくれた。
profile
[田村英里子]
東映映画“花の降る午後”でスクリーンデビュー。翌年『ロコモーションドリーム』(TOSHIBAEMI)で歌手デビュー、同年の新人賞を総なめに。NHK“私が愛したウルトラセブン”(主演)、NHK大河ドラマ『秀吉』での細川ガラシャ役など、映画、ドラマと多くの作品に出演。01年には単身渡米、以降活動の本拠地をアメリカに移し、05年にはハリウッド映画『サーフ・スクール』に主演し話題に。NHKの英語番組『英語でしゃべらナイト』でも活躍中。
『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』
渋谷シネ・ラ・セットにて10/20(金)までレイトショー公開中!
配給:SAZANAMI
Q1
通勤ラッシュの経験はありますか?
通勤地獄の経験は、以前高校時代に小田急線で成城学園前から新宿まで、毎朝経験していました。ラッシュはとても苦痛でした。
Q2
自分がOLだったら、ラッシュの時でも座れると思いますか?
是非座りたいですね!座るための秘策は、原作の本に書いてあるとおりだと思います。著者の万大(よろずはじめ)さんはすごく研究と分析をされていますね。
Q3
今回の撮影では実際に電車や駅を使用していますが、現場での苦労話やエピソードはありますか?
電車の車両を貸し切っての撮影と、一般のお客さんも乗っている車両での撮影とありました。撮影はとても楽しく、早朝や昼間の空いている時間帯にエキストラの方に入ってもらい、ラッシュのような画作りをしました。原作者の万さんがエキストラとして出演されましたが、とても楽しそうで、現場には頻繁に来られていました。私の日本での滞在期間が決まっていることもあり、予定通りに撮り終えなければならない撮影スケジュールでしたので、ほとんどのカットが撮り直しなしのワンテイクOKという撮影でした。
Q4
今回の映画は日本での活動としては久々ですが、日本に帰って愕いたことや変わっていたことはありますか?
芸能界で活躍している方たちの顔ぶれが新しくなっている部分もあり、知らない方たちがたくさんいて少し気後れしました。建物やお店の商品は知らないものが多くて、見るのが楽しく、つい化粧品や洋服を買ってしまったりしました。
Q5
2001年に単身渡米されて以降ずっとアメリカ暮らしですが、どんな日常生活を送っているのですか?
いろいろですが、撮影のない日はオーディションが多いです。アクティングのクラスとオーディションで日々走り回っていますが、撮影が入るとラスベガスやニューヨークへ飛び、現地で現地のスタッフと仕事/撮影をします。エージェントがいますので、仕事の面では彼らが常に守ってくれていますが、現場は基本的に一人です。エージェントは仕事以外のことは何も関与しませんので、気分的には楽ですね。日本のスタッフとの関係よりはビジネスライクなのかもしれません。
もしアメリカに行かなかったら、今でも日本で芸能活動をされていたのでは? そして、あえてアメリカでチャレンジしようと思った理由は?
そのまま日本にいるということはなかったと思います。ずっと以前から決めていましたので。「アメリカでチャレンジ」という活字になると、判りやすく聞こえるかもしれませんが、まずは英語を勉強したいという気持ちがありましたし、漠然とですがアメリカの映画に出演したいと思っていたので、自分の中ではとても自然な流れでした。
田村英里子
Q7
実際にアメリカで映画に出演されましたが、どういった内容でどういった役でしたか?
最初の作品は、去年の2月頃にオーディションで出演が決まった『サーフ・スクール』です。初めて出演するアメリカ映画だったので、役が決まった時は本当に嬉しかったです。それまで受けたオーディションはことごとく落ちていましたから、もうダメかな・・・ と思っていた時に決まりました。南米のコスタリカで撮影しましたが、最近アメリカでは南米が人気で、コスタリカの不動産を購入する人も多い程です。現場には自然そのままの美しいビーチがあり、食事もシーフードなどとても美味しかったです。監督の意向で、私たちアクターは皆同じホテルに泊まり、合宿みたいに食事もいつも一緒で、毎日が楽しかったです。大会で優勝するほどのサーファーの女の子の役なので、サーフィンも空いている時間に教えてもらったり、撮影を思い切り楽しみました。
Q8
アメリカでの経験は、今回の映画に活かされていますか?
はい、活かされていると思います。こちらではトップの俳優さん達が学ぶアクティングのコーチのワークショップで、数年お芝居をした後で最初に出演させて頂いた日本映画なので、是非たくさんの人に見てもらいたいです。
Q9
今後の活動予定は?
アメリカで『ロック・ポイント』(仮)というシリアスなスリラー映画への出演が決まっています。11月にクランクインです。10月7日にロスに戻り次第、トレーニングに入り、11月から撮影に入ります。今度はシリアスな役柄なので、気合いが入ります。
Q10
最後に、この映画の魅力をひとことお願いします。
とっても面白い映画です! きっと笑えると思うので、是非皆さん観てくださいね。
編集部の呟き
久々に日本のファンの前に姿を現した田村英里子は、アイドル時代の美貌はそのままに、大人の女優に成長していた。お馴染みの笑顔からは全く想像できないが、日本とは比較にならないほど競争が厳しいアメリカのショービジネス界で生き残ってくるためには辛い思いも随分経験したはずだ。インタビューでも触れられている次回作は、若手のディオニシアス監督による作品。実在する事件を題材にしたシリアスドラマで、来年のトロント映画祭やカンヌ映画祭への出品も決まっているという。当初は米国人が演じる予定だった役柄を、田村のために日本人の設定を変更したというだけに、今から完成が待たれる作品だ。
(取材・文・写真:平井景)
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