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インタビュー
「デス・トランス」須賀貴匡 単独インタビュー
須賀貴匡
ドラマや映画とか、バランスよくやりたいです。自分から何かを発信できればなと思います。
日本のみならず世界をも熱狂させた北村龍平監督作品『VERSUS ヴァーサス』。そのアクション監督・下村勇二が、監督デビュー作にしてジャパニーズアクションを追求した衝撃作『デス・トランス』を完成させた。すでにアメリカやフランスなど世界各国での上映も決まっている。そんな本作で、物語の鍵を握る棺を守ろうとする僧侶・リュウエンを演じたのが人気俳優・須賀貴匡。数々の話題作に出演、最も勢いのある若手演技派として注目されている彼に話を聞いた。
profile
[須賀貴匡]
1977年東京生まれ。『仮面ライダー龍騎』の主人公を演じ、大ブレイク。近年では『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』(05)でコミカルな演技が好評、今年はTVドラマ『夜王 〜yaoh〜』や『ウォーターズ』(06)など話題作が続く。舞台では蜷川幸雄演出作品『KITCHEN』(05)に出演して、演技力が高く評価されている。
『デス・トランス』
配給:メディア・スーツ
5月20日よりシネマート六本木ほか全国順次公開
オフィシャルサイト:http://www.deathtrance.jp
『デス・トランス』に出演された経緯を教えてください。
去年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』を持っていったとき、『デス・トランス』の5分くらいのプロモーション映像が流されたんですね。そのプロモーション映像がとても魅力的だったので、僕から出演できないかとお願いしました。
須賀貴匡
Q2
『デス・トランス』の原点とも言える北村龍平監督作『VERSUS ヴァーサス』はご覧になられましたか?
もちろん観ました。『VERSUS ヴァーサス』は度肝抜かれましたね。日本映画ってなかなかアクション物がないですよね。実は舞台挨拶とかも観に行っていたんですよ(笑)。
Q3
須賀さんが演じられたリュウエンは僧侶という役柄なので、他のメインキャラクターと比べてアクションシーンが控えめでした。ご自身としてはもっとアクションシーンに挑戦したかったのでは?
そういう考えはなかったです。坂口拓さんという素晴らしいアクション俳優がいたので、僕は僕で違うことをやろうと最初から決めてました。今回は、坂口さん達が作りたいアクション映画があって、そこに参加させてもらったという感じです。
Q4
坂口拓さんや剣太郎セガールさんといった個性の強い俳優の方々と共演されましたが、それぞれの印象を教えていただけますでしょうか?
坂口さんは普通の俳優さんにない格闘家の目をしてたり、独特の演技をする方なので、お仕事をしていて楽しかったです。アドリブも結構ありましたよ。下村監督と坂口さんは長年コンビを組んでるから、その辺も分かっていたみたいで、しばらくカットをかけないこともありました。
剣太郎さんは物静かな方なんですけど、凄い存在感がありましたよ。あまり殺陣をしたことがないと言ってたけど、合気道の有段者なので、決めるところはビシッと決めてましたね。
Q5
激しいアクションや大掛かりなセットに独創的な衣装など、細部に製作側のこだわりや気合が感じられましたが、撮影現場はどんな雰囲気だったのでしょうか?
いやぁ、こわだりや気合は各セクション凄かったですよ。普通の映画じゃないから(笑)。衣装やメイク、小道具などのスタッフの人達も、監督にアイデアを提案して通るか通らないかみたいなところで戦っている人たちばかりいました。そういう意味では、他の撮影現場よりエネルギーが凄くありましたね。
須賀貴匡
お気に入りのシーンを教えて下さい。
ひ弱な僧侶リュウエンが初めて刀を手にして、殺生をしてしまうシーンがあるんですけど、1人の僧侶の成長物語的な部分が面白いと思いました。
Q7
監督から役作りについてどんなアドバイスがありましたか?
監督からは、どうしろこうしろというアドバイスは一切なくて、芝居でやっていいよと言われました。共演相手はあの坂口さんですから、何をしても対応してくれるだろうという感じで演技をしてましたね。
Q7
プロフィールに歌舞伎観賞がご趣味と書かれてましたが、興味を持たれたキッカケは?
23歳のとき、忍者役を演じた舞台を海外で公演したんですが、そこでの評判や反響が凄かったんです。それから日本文化に興味を持って、タイミングよく歌舞伎にハマってしまいました。あと2年前に歌舞伎の演目を映画化した『娘道成寺 蛇炎の恋』のときに歌舞伎役者を演じて、日舞をコツコツ継続して習ったこともありましたね。
Q7
一番好きな映画は?
ずっと好きな映画なんですけど『さらば青春の光』ですね。なんか男臭かったり、年取っても持ち続けたい意地のぶつけ合いとか、男として尖っていたい部分が好きなんですよ。心の一本です。
Q5
最近ハマっている事はありますか?
最近という訳ではないんですけど、ずっと酒飲んでますね(笑)。
Q5
今後チャレンジしてみたいことは?
ドラマや映画とか、バランスよくやりたいです。あと製作にも興味があって、自主映画みたいなこともやっているので、自分から何かを発信できればなと思います。
編集部の呟き
今年はTVドラマ『夜王』、映画『ウォーターズ』でホスト役が続き、『デス・トランス』で一転して気弱な僧侶を演じきった須賀さん。本作ではアクションシーンはもちろんのこと、坂口拓さんや剣太郎セガールさんとの掛け合いではコミカルな一面も見せてくれ、演技の幅の広さを実感。そんな須賀さん、インタビューでは一つ一つの質問に対して、言葉を選んで丁寧に答えてくれて、とても落ち着いた俳優さんという印象を受けました。時折見せる笑顔も爽やかすぎ。うーん、筆者と同じ1977年生まれとは思えない……。
(取材・文:昼神幸吉、写真:ゆう)
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