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| 「作らずに、自然にやればいいんじゃないか」と言われたので、迷いが吹っ切れてやれました
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| 『仮面ライダー響鬼』でおなじみの栩原楽人さんが今回は声優に初(!?)挑戦! 現在のジャパニーズ・アニメーションで考えうる最強の才能たちが集結して作られたオムニバス映画『Genius Party <ジーニアス・パーティ>』の中の一作『ドアチャイム』で主人公・八木沢裕役の声を担当した栩原さんに、過去・現在・未来にまつわるさまざまなお話を伺った。
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[栩原楽人(とちはら・らくと)]
1989年、東京都出身。テレビではTBS愛の劇場『ママまっしぐら!』シリーズやANB『仮面ライダー響鬼』にレギュラー出演する一方、映画では『逆境ナイン』(05)、『着信アリ Final』(06)、『学校の階段』(07)などに出演。
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『Genius Party <ジーニアス・パーティ>』
配給:日活
7月7日(土)よりシネ・リーブル池袋、渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー!
オフィシャルサイト |
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| 本作で声優に初挑戦されたということですが、出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?
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声優のお仕事は、実は小学生の頃に『ブギーポップは笑わない』というアニメでさせていただいたことがあるんです。でも、それ以来なのでほとんど初挑戦です。
僕、今年の初め頃からずっと声優のお仕事をしてみたいと思っていたんですよ。毎日のように「まだかなまだかな」と思っていたので、「声優の仕事が決まったよ」って言われたときはすごく嬉しかったです。でも、そのあとのことを考えてなくて(笑)。僕が想像していたようなコテコテの台本ではなかったので……。
Q:コテコテの台本とは?
僕は、『ポケモン』や『クレヨンしんちゃん』のようなアニメかなと思っていたんです(笑)。
Q:それが、なんと主人公!
そうですね(笑)。
Q:裕は割とご自身に近いのですか?
僕のまんまだと思います。実は先ほど初めて完成品を観たんですけど、けっこう僕なんですよね。顔も、結構似てませんか!?(笑)
Q:似てます!!(笑)
似せてくださったんでしょうか(笑)!? 特に目がすごくよく似てるなと思いました。 |
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| もし主人公の裕のように、自分が二人いたらどうしますか?
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単純にびっくりすると思います。もし自分が二人いるとしたら、自分と同じ性格だったらいいですね。
Q:それでテストを自分の代わりに受けさせたりとか(笑)?
いえいえ、悪用はしません(笑)! “もう一人の自分”が自分と同じ性格だったら、信用できるからいいかなと思ったんです。 |
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| 台本を読んで、コテコテのアニメではないということはわかったんですけど、これはどうしたらいいんだろうって結構悩みました。声優の関智一さんにアフレコの前日に相談してみたら、「役者の楽人を起用してくれるということは、“栩原楽人”が欲しいんだよ。作らずに、自然にやればいいんじゃないか」とおっしゃってくださったんです。現場で福山監督にも同じことを言われたので、迷いが吹っ切れてやることができました。
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| 小学生以来ぶりのアフレコはやってみていかがでしたか?
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アフレコ自体は、実写の映画のお仕事でやったことがありましたが、アニメの絵に声を吹き込むというのは、実写とは全然違いました。実写に声を入れる場合はスクリーンの中で演技をしているのは自分なのでやりやすいですけど、アニメの場合は、僕の知らない完成品を想像しながら演技をしなければならなかったので、そこが少し難しかったです。
Q:その難しさはどうやって克服していったんですか?
基本的には素のままでやっていました。監督はあまり細かく指示を出さずに、ちょっと外れた時はその都度おっしゃってくださったので、僕は素の自分を出して演技をしていました。
Q:劇中で走るシーンがありましたが、アフレコのときも実際に走ったりしたんですか(笑)?
実際に走ってはいませんが(笑)、あのシーンは実は大変だったんです。そこに気づいていただけて嬉しいです(笑)。あのシーンでは「カットかけるまでずっとやってて」と監督がおっしゃったので、ずっと息を切らした演技をしていたのですが、なかなかカットがかからなくて……ようやく終わったときには頭がグラグラして大変でした。 |
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| 観る人によって解釈が違う、奥の深い作品だなって思いました。僕なりに考えたのは、自分が沢山いるというのは“人間は生きている場面によって違う”ということを指してるのかなと思ったんです。最後のバックを投げるシーンは、心の葛藤なのかなって。 |
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| ただボーっと過ごしていたら自分の居場所がなくなってしまうという場面が映画の中にありましたが、栩原さんにとってここが一番落ち着くという場所はありますか?
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僕はAB型なんですけど、結構、多重人格なんですよ(笑)。本当の自分はどれなんだろうと思うこともあって、どの自分で行くべきなのか、どこが落ち着く居場所なのか、悩むこともあるんですけど……。どこなんだろう(笑)。
Q:ところで、『Genius Party <ジーニアス・パーティ>』には柳楽優弥さんが別の作品で参加されていますが、何かお話されましたか?
実は柳楽とは学校で一緒のクラスなんですよ。作品について語り合いました! 柳楽に「楽人、『Genius Party <ジーニアス・パーティ>』出てるんだって〜?」と話しかけられて。「『ドアチャイム』どうだった?」って聞いたら、「面白かったよ」って言ってくれました。それ以上はあえて聞かないでおこうって思ったんですけど(笑)。
Q:他に芸能界で仲のいいお友達を教えてください。
堀北真希さんとはよく話します。実は性格も少し似てるんじゃないかなぁと自分では思ってます(笑)。 |
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こういうお芝居ができるようになりたいと目標にしているのはオダギリジョーさんです。一度お会いしたことがあるのですが……本当にカッコ良かったです。僕は人見知りをするので、普段も初対面だと緊張してしまうんですが、尊敬しているオダギリさんの前では一層緊張してしまって、あんまりお話できなかったんです(笑)。
Q:では、次にお会いした時に聞きたいことはありますか?
とりあえず、『ドアチャイム』を観ていただきたいです!
Q:じゃあこの映画を観てもらいたい人は?という質問をしたら、真っ先にオダギリさん?(笑)
はい! それと、とりあえず僕が作品を全部観て、また柳楽と語り合いたいです!! |
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17歳の栩原さんはとてもしっかりしていて、質問にも明るく元気に、快く答えてくれました! 写真撮影中に休日の過ごした方を尋ねると、お昼過ぎまで寝て、それから音楽活動をしているそう。趣味がギターの栩原さんは、学校の友達とバンドを組んでいるんですって。歌手としてのデビューもあるかも!? 今後の活躍に期待大です!! そして小学生以来ぶりの声優に挑戦した今回の『ドアチャイム』。観た後は、なんとも不思議な感覚に包み込まれます。ぜひ、劇場に足を運んでみてくださいね!!
(取材・文:浦川瞳、写真:山内真理子)
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