 |
 |
 |
 |
| i-mode |
 |
 |
メニューリスト
→音楽/映画/アーティスト
→映画情報 |
 |
 |
 |
| Yahoo!ケータイ |
 |
 |
メニューリスト
→芸能・映画・音楽
→映画・ドラマ
→映画 |
 |
 |
 |
| ezweb |
 |
 |
EZトップメニュー
→カテゴリで探す
→音楽・映画・芸能
→映画情報 |
 |
 |
 |
|
 |
|
 |
|
 |
 |
 |
 |
|
 |
|
 |
| メッセージ性が強い作品に出演できるのは、プレッシャーもすごいですけど、役者としてはとても良いことだと思います。 |
 |
| 中原みすずによって書かれた小説を映画化した『初恋』。68年、日本中を震撼させた「府中三億円強盗事件」の裏に隠された、切ない初恋の想い出を描いた本作で、主人公・みすずと同じジャズ喫茶“B”の仲間であり、姉貴的存在の、アングラ劇団の看板女優・ユカを演じた小嶺麗奈に、映画のこと、女優という職業について話を聞いた。 |
|
|
|
 |
 |
 |
 |
[小嶺麗奈]
1980年、熊本県生まれ。95年、石井聰互監督作『水の中の8月』でデビューを飾って以降、映画、ドラマに多数出演。95年に出演したドラマ「3年B組金八先生」では、難しいヒロイン役を演じ話題に。その後、『ユメノ銀河』、『みすゞ』、『光の雨』、『ソドムの市』、『夢の中へ』、東京国際映画祭作品賞受賞作品『樹の海』など、女優として幅広い活躍をしている。 |
 |
『初恋』
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
6月10日シネマGAGAほか全国ロードショー
オフィシャルサイト:http://www.hatsu-koi.jp/ |
|
 |
 |
 |
 |
|
 |
| この話を頂いた時に、監督に「原作を読んだ方がいいですか?」と尋ねたのですが、監督から、「まだ読んでいないんだったらそのまま読まないで下さい」と言われたので、読みませんでした。基本的に、私は自分が出演する映画の原作ってあまり読まないんですよ。台本からイメージして演じることのほうが多いですね。
|
|
 |
|
 |
自分が今までやってきた役のことを考えれば、自分にぴったりの役だな、と思います(笑)。監督からは、とにかくユカは気が強くて、(みんなが集まる)ジャズ喫茶“B”でたむろしてる中では、兄貴的な存在なんですけど、(宮崎将演じる)亮に対してだけは、やっぱりちょっと女性になってしまうような、そんな女性なんですね。 あと、ユカも女優で、こういう女優という仕事をしていれば、どんなにやわらかい人でも芯の強いところというのは絶対にあるものですけど、恋愛になるとやっぱり女の子になっちゃうところとか、そういう部分を上手く引き出すようにして、演じました。 |
|
 |
 |
 |
 |
| 今回はアングラ劇団の看板女優ということで、ビジュアル的なところで特に気を使ったところはありますか? |
 |
 |
 |
 |
|
 |
| そうですね、(宮崎)あおいちゃんも私も髪が長いので、みすずとユカの性格的な差別化を図るために、私はパーマをかけて、その時代に関する資料の中から「これが一番60年代っぽい」みたいな感じで話し合いながら、髪型とか小物を選びました。だから、衣装合わせは結構時間がかかりましたね。どうしてもあおいちゃんとダブっちゃうんですよ。今みたいに60年代の時ってレパートリーがあまりないから、例えば柄ものの洋服とかも似た感じになってしまうので、なるべくユカを派手に派手にして、メイクも何回も打ち合わせして、「アイラインはこれくらいでいいですか?」などと聞きながらやりましたね。「もっと濃くしてくれ」とかも言われましたけど(笑)。
|
|
 |
 |
 |
 |
| ユカは一見つっぱっていながらも、内面ではとても古風な部分を持っている女性ですが、性格面においてご自身との共通点などはありましたか? |
 |
 |
 |
 |
|
 |
私は、普段生活していて、例えば、今は恋人いないんですけど(笑)、恋人とか全然欲しくなさそうに見られるんです。一人でも大丈夫って感じで見られるみたいで。本当はすごくさみしかったりするんですけど、でもつっぱってる部分とか……、そういうところが似てるかな。 結局ユカは亮に告白しますが、ああいう時は、どんなに強がっていてもやっぱり一人の女の子だし、さみしい気持ちだとか、そういうところが似てるかな、とは思いましたね。
|
|
 |
|
 |
 |
 |
 |
| 同世代の俳優さんが多かったと思いますが、現場はどんな雰囲気でしたか? |
 |
 |
 |
 |
|
 |
監督がすごく穏やかな方なので、ピリピリした雰囲気は全然ありませんでした。同じ年だったのは(青木崇高演じる)テツだけで、あとはみんな22、23歳とか、もっと下の人もいて、私が一番最年長の現場って初めてでしたね(笑)。ただ、役的にもユカが“お姉さん”って感じだったので、設定的にはやりやすい現場でした。それぞれ自分の役に入れるような雰囲気というか、和気藹々としていて、映画は重い雰囲気なんですけど、とても和やかでしたね。特にあおいちゃんがすごく笑顔が似合う子で、彼女が笑うと自然にみんながニコニコしてしまうというか、ムードメーカーとなって、盛り上げてくれました。 あと、男の子たちが凄く楽しそうでしたね。私は結構早くに撮り終えていたので、新潟のロケには行かなかったんですけど、後半で北九州ロケに行ったとき、みんないつの間にかすごく打ち解けていました。新潟では、泊まっての撮影だったみたいで、毎日宴会じゃないですけど、誰かの部屋に集まって飲んで騒いでだりしてたみたいですね。
|
|
|
 |
|
 |
| あおいちゃんとは残念なことに、一緒のシーンも少なくて、また、私自身がみんなと打ち解けていく役じゃなくて、そういう時はあまり自分からコンタクトをとらないので、そこまで親しくならなかったんですけど、個人的に仲良くなったのはタケシ役の柄本佑君ですね。お父様が俳優さん(柄本明)なので、いろいろと聞きたいこともあったし、彼自身もすごい映画少年なので、結構仲が良くなりました。 |
 |
| Q.映画を観てても、彼の印象はとても強いですよね。 |
 |
| そうなんです(笑)。個人的に私も佑君を初めてテレビで見たときに、すごく気になってた役者さんだったんですよ。“なんだろう……この子、すごいキャラクターだな”って思って。その時はまだ柄本明さんの息子さんだって知らなかったんですけど。実は昔、柄本さんと共演するはずだった仕事があったんですが、それが出来なくなったので、自分の中ですごく心残りだったんです(笑)。そういうのもあって、タイミング的に面白い役者さんと知り合えたな、と思って。個人的にとても注目している俳優さんですね。
|
 |
|
 |
 |
 |
| 小嶺さんは、今回の作品と同じ時代の連合赤軍の話を描いた『光の雨』にも出演されていますが、その時代を演じてみて、50、60年代をうらやましく感じることはありますか?
|
 |
 |
 |
 |
|
 |
| 特に50、60年代の人たち対してにすごく思うんですけど、彼らがいたから、こうやってのほほんとじゃないですけど、便利な世界で生きていけてるんだな、と思うことがありますね。やっぱり今、どんなに世界が戦争とか、日本で嫌な事件が起こっても、自分でデモをしたり、ストライキをしたりすることはないですから。でもユカとか、テツとか(小出恵介演じる)岸はやっていたわけで。だからこそ、本当にあった連合赤軍の事件なんかは、演じるにあたってすごいプレッシャーというか、“ちゃんとやらなきゃ”って思いました。やっぱり私はこの時代に生まれてよかったな、と思うので、その時代に生きた人たちに敬意を払う気持ちで演じましたね。 |
 |
| Q.当時の資料を読んだり、人から話を聞いたりしたんですか? |
 |
| しましたね。スタッフがあらかじめ大体のものを準備してくれて、当時の映像や起こった事件、ファッションとかをまとめた資料を全部くれましたので、それを読みました。あと、母にも当時の様子を聞いたりしたんですが、みんな「今となっては…」みたいな感じで、改めて時間が経つのってすごいな、て思いましたね。やっぱり今平和ボケしてるから、こういう時代にとてもいい作品だなと思うんです。やっぱりメッセージ性が強い作品に出演できるのって、プレッシャーもすごいですけど、役者としてはとても良いことだと思いますね。何かを伝えられるという実感もありますし、きっとこの当時のことを思い出す人もいるだろうし。だから、こういう作品に出られるのはすごく嬉しいですね。
|
 |
|
 |
 |
 |
| その中でも今回は大胆なシーンを演じられていますが、あのシーンはやはり勇気が入りましたか? |
 |
 |
 |
 |
|
 |
| やっぱりあのシーンが一番プレッシャーが大きかったですね。本当のユカを見せれるシーンだったから、結構何回か撮りました。あのときは結構、自分の考えている表現とか、監督の描いている演技とか、一致するまでとことんやりましたね。 |
 |
|
 |
 |
 |
| 最近はドラマよりも映画に出演されていますが、今後は映画のほうに軸をおいて活動をしていきたいですか? |
 |
 |
 |
 |
|
 |
| そうですね。デビューして前半はドラマをやっていましたけど、今後は映画を中心にやっていきたいですね。20代前半の時は、言い方は良くないんですけど、カッコいいことしかしたくない、って感じで、柔軟性がなかったんですね。で、今年26なんですけど、まず30までは、自分の演技の幅とか、大人になると経験することも変わってくるんで、自分がやれることはやらないと、って思います。要求されることもどんどん上がってくると思いますし。だから今は、自分にあった役とか、もらった役を出来るだけたくさんやって、吸収したいと思いますね。
|
 |
| Q.小嶺さんはファッションとか音楽にも大変興味があるようですが、やはり演技をしているときが一番楽しいですか? |
 |
| いや、演技をしているときが一番楽しくないです(笑)。やっぱり私の思う役と、監督の思う役を一致させるのってすごい難しくて、常にストレスやプレッシャーとの闘いですね。本当に気持ちいい「OK」が聞こえた時に楽しさを感じるわけであって、やってるときは結構辛いです。クランクインの前日とかはほとんど寝れないですから。音楽とファッションのことを考えているときが一番楽しいですね。
|
|
 |
|
 |
| しばらくしていないんですが、サーフィンをしているので今年は挑戦したいですね。ハワイでするのが好きなんですけど、それ以外は湘南でしたりしています。 |
 |
| Q.上手なんですか? |
 |
上手いとは言えないな(笑)。ですけど、ようやく楽しめるようにはなりました。最初は楽しむことが出来ないほど難しくて大変だったんですけど、やってみて思ったのは、自然の力を利用しているというか、自然のことを理解していないと出来ないスポーツなんで、それがすごくいいですね。例えば山登りが好きな人は、山に生えている野草をすごく知っていたり、そういう山を知る行為が楽しいと思うんですよ。波が来たら、“あ、あれに乗ろう”と自然と思うんですけど、サーフィンもこの波に自分で乗るっていう、地球を理解したような気持ちになれるのが、すごい楽しいですね。 でも、マネージャーからは、日に焼けるし怪我するので、やらないように言われているんです(笑)。でもエクササイズにはすごくいいですよ。体全部使うし、お水に入っているし、しかも塩水なんで、肌もすごいキレイになるし、オススメです。
|
 |
|
 |
 |
 |
少し冷めた表情から、どこか儚げで傷つきやすいイメージを持つ小嶺さん。個人的に、「金八先生」の時から非常に気になっていた女優さんだけに、少し緊張してしまったが(今までの役柄が結構つっぱってますからね)、当の本人は、非常に物腰が柔らかく、言葉を選びながら一言一言ゆっくりとしゃべり、何より本当に美しい人だった。生まれて初めて見たと言っていいくらい、ありえないほど大きな瞳を持ち、時おり恥ずかしそうな表情で髪をさわる仕草が、なんとも奥ゆかしくて……いやーいいっすね……。同じ女性ながら、デレーとしてしまいました。 (取材・文:あいあい) |
|
 |
 |
|