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ヘアメーク:高村義彦(SOLO.FULLAHEAD.INC)
スタイリスト:勝見宜人(Koa Hole) |
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| 本作を通じて得た経験は、自分にとって非常に大きな収穫でした。 |
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| 『眺めのいい部屋』『日の名残り』など、映画史に残る名作を生み出してきたマーチャント/アイボリー製作による新作『上海の伯爵夫人』。カズオ・イシグロによるオリジナル脚本を、ジェイムズ・アイボリーが監督した本作は、運命に翻弄される男女のストイックな恋愛や男同士の友情というストーリーに加えて、名優レイフ・ファインズと日本が世界に誇る国際派俳優真田広之の競演が見所となっている。物語の鍵を握る重要な役を演じている真田広之が、新作について語ってくれた。 |
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[真田広之]
1960年10月12日、東京都出身。78年の『柳生一族の陰謀』で本格的映画デビュー。03年にエドワード・ズイック監督の『ラスト サムライ』へ出演。一躍、日本が誇る国際派スターとなる。05年には、チェン・カイコー監督の『PROMISE』で韓流四天王の1人チャン・ドンゴンと共演。北京語を駆使しての演技とアクションが高く評価された。『上海の伯爵夫人』(05)に続く新作に、ダ二ー・ボイル監督のSF大作『Sunshine』(07)が控えている。 |
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『上海の伯爵夫人』
配給:ワイズポリシー
10月28日より、Bunkamuraル・シネマ他にて全国拡大ロードショー
オフィシャルサイト:http://www.wisepolicy.com/thewhitecountess/ |
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| 完璧な役作りをする真田さんですが、本作の撮影に入る前に準備されたことは? |
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僕はレイフと2人きりのシーンが多かったので、彼との距離感、自分の立場上彼をどのように尊敬していたか、そして盲目の方に対してどう接するかなどが難しいところでした。でもレイフがとても自然な芝居をしていたので、僕も変に作りこまず、実際に盲目の方と接したことを思い出して、抑える演技を心がけました。
また、リサーチを始めて、この時代の資料が少ないと分かり、難しい時代に取り組んでしまったんだなと改めて実感しました。 |
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| 真田さん演じるマツダの男の美学、そして真田さんの男の美学を教えて下さい。
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| マツダは中国から恐れられた人間なのですが、“自分のミッションを遂行するためには恨まれても仕方ないが、リスクがあっても助けたい人は助ける”という美学を持っていました。僕には彼のように大きなミッションがないので、自分の憧れをマツダに託したようなものです。
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| 引き受けた作品をしっかりと全スタッフ、キャストの代表として皆様にお届けするということですね。本作を通じて得た経験は、自分にとって非常に大きな収穫でした。 |
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| 名優たちと競演しても個性を失わない秘訣を教えて下さい。
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| 無謀なところですかね。監督の作品は10代の頃から見ていましたから、本作のオファーをいただいて、その世界に入れるという喜びで突っ走った感じです。プレッシャーはもちろんありましたが、それは前向きなもので、いいことしか考えませんでした。いい意味で怖いもの知らずだと思います。いっぱいいっぱいになっている自分を楽しめる、そんなところが自分の強みかもしれませんね。
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| ロンドンと上海のスタッフが混じっていたので、チェン・カイコー監督の『PROMISE』で覚えた中国語を使って、ちょっとした通訳をしたり、中国人エキストラに説明したり、日本式の敬礼を教えたりしました。たまたま、『亡国のイージス』で敬礼を練習していた矢先だったので、いろんな面でタイミングがよかったですね。 |
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| アイボリー監督と『ラストサムライ』のエドワード・ズイック監督は、同じアメリカ人なのですが、演出に違いはありましたか?
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| ズイック監督以上に、アイボリー監督はリハーサルをしなかったですね。どこでどう動いてもいいという感じでまわしていました。ズイック監督は、通しで芝居をさせてから撮っていくというスタイルでしたね。そして、アイボリー監督は、ハリウッドとの距離感を断固として保ち、自分の作風を守っていました。共通していたのは、役者を迷わせないという点ですね。 |
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| レイフさんとはどのような友情を築かれたのでしょう? |
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| レイフが舞台で日本に公演に来た時に、共通の知り合いである演出家のジョナサン・ケントに紹介され、彼と一緒に渋谷のカラオケへ行ったということがありました。今回共演することになって、久しぶりに再会した際、彼の第一声は「今回はカラオケは止めておこうね」でした。結局はまた上海でもカラオケへ行ったんですけどね。こうして、プライベートでもいいコミュニケーションが取れたので、いい信頼感を持ちつつ仕事が出来ました。そして、ラスト近くで2人が対面するシーンは、撮影も最終日で、セットに2人きりという状況だったので、舞台を共にしたようなライブ感覚がありましたね。 |
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大物俳優真田広之さんのインタビューとあって、緊張した状態で現場に入った私。でも真田さん自身が記者の緊張をほぐすかのように話しかけて下さり、とても和やかな雰囲気で取材がスタート。とても優しく、そして真剣に考えて質問に答えて下さった真田さんに感激したひとときでした。 (取材・文:田嶋真理、写真:スワスワ) |
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