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| 犯人は、てっきり違う人だと思っていました
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| 豪華キャスト&日本映画史上最高の“仕掛け”があなたに挑む!第四回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の、200万部のベストセラー「チーム・バチスタの栄光」が、ついに待望の実写映画化。熱い期待のかかるこの冬大注目の話題作で、メスが持てない&外科は全く素人の心療内科医、田口公子を演じた竹内結子さんに、豪華共演者とのマル秘エピソード、この作品に込めた思いなどをたっぷり伺った。
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[竹内結子] 1980年、埼玉県出身。96年ドラマデビューし、「リング」(98)でスクリーンデビュー。続く「イノセントワールド」(98)で初主演を果たし、翌99年のNHK連続テレビ小説「あすか」のヒロイン役で一躍人気女優となる。世代、男女問わず支持され、現在、映画・ドラマ・CMと最も活躍する日本を代表する女優の一人。その他の主な出演作に、「黄泉がえり」「星に願いを。」(03)、「いま、会いにゆきます。」(04)、「春の雪」(05)、「サイドカーに犬」(07)などがある。
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「チーム・バチスタの栄光」
配給:東宝
2月9日(土)より全国東宝系ロードショー
オフィシャルサイト |
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| 竹内さんが演じた心療内科医、田口公子は、原作では“田口公平”と男性で年齢ももうちょっと上だったのを、映画化するにあたり若い女性にがらっと変えたわけですが、その経緯というのはどのようなかんじだったのですか?
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| それがわからないんです。初めて台本を頂いた時も、私の役は(井川遥さんが演じている)大友看護士だと思っていて、そうしたら「台本をよく見てください」って言われて、「ん?田口…公子?えぇっ!?もしかして…!」って(笑)。熱いファンの方が大勢いらっしゃる原作にそんな大胆なチャレンジをしてしまってもいいのだろうか…、私自身、お話を頂く前から、これは読んでおかねばと買っていた一冊だったので、「うわーすごいな…」って(笑)。なんだろう…喜んで良いのか、ちょっと怖いような…という感じでした。
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| 竹内さん演じる田口は、あまりお医者さんぽくないというか、とても普通ですよね。役作りの上で特に気をつけたんですか?
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つんつるてんのパンツをはいて、スリッポンをつっかけた田口像に対し、どうしてこんな風になってしまったんだろう、と改めて自分でも思ったんですが(笑)、あれはきっと、撮影初日に全てが決まってしまったんだと思います。
最初の撮影カットは、田口が高階院長に呼び出されて、病院の廊下を院長室まで歩いて行くシーンだったんですけど、そのとき私、本当に何も考えず、ぽかーんと歩いたんです。そうしたらそれが監督のツボにはまってしまったらしく、「その、口がちょっとあくくらいな感じでいきましょう」って言われて、「えっ!?ここから修正していくんじゃないんですか!?」って…。思えばあれが全ての始まりだったと思います(笑)。「ああしまった!もっとシャキッと歩いていたら、もしかしたらもっとかっこいいキャラになれたかもしれないのに」って思いました(笑)。でもできあがった作品を観たら、あのちょっとじめたくなるくらいの田口でいいんだ、って。
そう言えば、田口の仕事机の上って、趣味でやってるソフトボールのユニフォーム姿の自分の写真が左右に一枚ずつ。で、目の前に『かっこいい女になるための条件』って本が置いてあるんです。そんな机を眺めながら、田口はどんな女性になりたいんだろう…っていっつも不思議でしたね(笑)。
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| 嫌味だけどキレ者な厚生労働省官僚の白鳥圭輔とは、息がぴったりというか、個人的には原作の白鳥より映画の方が嫌なヤツと思ってしまったんですが(笑)、白鳥役を演じた阿部寛さんとの共演はいかがでしたか?
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現場では阿部さんとずっと悩んでいましたね。というのも、監督の指示をもらってやっている内に、セリフの掛け合いがどんどんかみ合わなくなっていくんです。
台本を読んでいる段階では、二人の会話がテンポよく進んでいくイメージがつくんですが、現場に入ると監督から、「白鳥さん、田口の言うことそんな聞かないでいいです」とか、「田口も白鳥さんに言われたことにいちいち傷つかないで」とか、「ものすごい笑顔で白鳥に『カス』って言ってください」とか(笑)、こちらの予想をばんばん覆すような指示がくるので、自分の想像と違う方向にいっちゃっているような気がして…。でもできあがったものを見たら、田口と白鳥それぞれのリズムがそこにあったので、さすが監督、すべて分かって敢えて崩していたんだなと思いました。
あと、結末を知っている出演者への、監督の作戦という意味もあったと思います。特に私は、犯人が誰か、動機はなにかを知ってしまっているので、無意識の内に演技にそれが出てしまったのかなと思うんです。知らなかったら気にならないことを気にしたりとか。それを監督はそぎ落としてくださったのかな…と。
――ちなみに竹内さんは、台本を読んでいる段階で犯人が誰だかわかりましたか?
わかりませんでしたねぇ。てっきり違う人だと思ってました。なので油断していたのでびっくりしました。 |
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| 田口はバチスタ・チームのメンバーをそれぞれ鷲やスピッツなどの動物に見立てていましたが、自分のことはしていませんよね。竹内さん的には、田口はなんの動物だと思いますか? |
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そうなんですよ、私もずっと田口はなんの動物かなぁって考えていたんですが、自分の役だからなのか自分に近いからなのか、なかなか思いつかないんです。なんとなく茶色っぽくて小さくてモヤっとした生き物というイメージはあったんですけど、ムササビとかモモンガも違うし、具体的に思い浮かばなくて。
撮影中は、座敷わらしみたいかなーって思っていました。常にいるんだけど、見える人にしか見えない空気のような存在というか。アップ2週間前に気づいたんですが、田口、出ずっぱりだったんですよ。で、監督に、「あれ?田口、出番多くないですか?」って聞いたら、「いやー、気づいちゃいました?」って(笑)。でもこれはつまり、田口は常になにかを見聞きしているということでもあるんですけど、田口の存在が事件に直接関与しているわけでもなく、一人だけ妙な存在なんです。で、座敷わらしかなーと思ったんですけど、やっぱりちょっと違いましたね。でも座敷わらしのいる家は栄えると言うので、この作品もヒットすると嬉しいな(笑)。 |
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| ちなみに田口がバチスタ・チームの聞き取り調査ノートに書いていたそれぞれの動物の絵は、もしかして竹内さんご自身が描かれたとか…?
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そうなんです!微妙に下手でしょう?(笑)顔合わせの段階で監督と、「絵はどうなるんでしょうね」って話をしていたんですけど、そしたら「じゃあ竹内さん、サンプルの絵を用意するんで、そこから崩して描いてみてください」となってしまって。それでいくつか書いたものを監督にお見せして、監督が気に入ってくださったのがあの子たちです。「どこがコヨーテなんだよ!」って突っ込みどころ満載の絵もありましたが(笑)。
――ということはプレスの方の絵も…?
はい、私が描きました。 |
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| では最後に、この作品に込めた思いなど、皆さんにメッセージがありましたらお願いします。
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| この作品に出演したことで改めて医療は過酷な現場なんだということを感じました。その環境が、原因がなんであれ悪くなるのは、患者にとっても医師にとっても良いことではないと思うので、少しでも皆さんにとって良い環境にできたらと願っています。
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オレンジ色の春色ワンピースで取材部屋に入ってきた竹内さんは、とても細くて髪の毛はさらさらで、さすがの美しさ!現在ドラマの撮影中ということもあり、超多忙なスケジュールの合間を縫ってのインタビューでしたが、お肌もつやつやで、思わずその美容の秘訣を聞いてしまったところ、「一日の終わりにはなるべく湯船に入るようにとか、体を冷やさないようにとか、寝れるときに寝たりとか…あ!あと資生堂コラーゲンを飲んでます!(笑)」とご自身の出演されているCMの宣伝が!竹内さん含め、その場にいたみんなで大笑いと、終始和やかなインタビューだったのでした。
(取材・文:星野ロカ、写真:サトウケイ)
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