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| 話題作『once ダブリンの街角で』主演二人にインタビュー
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“once”たった一度の出会い。ある日、ある時、ダブリンの街角で、穴の空いたギターを抱え街角に立つストリートミュージシャンの男と、楽器店でピアノを弾くことを楽しみにするチェコからの移民女性が出会った―。全米で公開されるやスマッシュヒットを飛ばし、限定2館から140館へと拡大公開された『once ダブリンの街角で』日本公開を記念して、主演のグレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァが来日。2ショットインタビューが行われた。 (取材・文・写真:宮崎彩加) |
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──まず、お二人から一言ずつお願いします。
グレン・ハンザード(以下グレン):今日は来て下さってありがとうございます。まだ東京に来て2日目なので、時差で眠れていません。だから、少しぼーっとしているのですが…(笑)。東京はイメージしていたのとは少し違いますが、日本の方々はとても親切でステキな方が多いです。この映画は世界中で注目されているということなので、それがとても嬉しく思います。
マルケタ・イルグロヴァ(以下マルケタ):まず、日本語がしゃべれなくてごめんなさい。私はできるだけ訪れる国の言語は覚えるようにしているのですが、今回の来日には忙しくて勉強する時間がありませんでした。けれどこうやって日本に来られたことを大変嬉しく思います。
──ストリートミュージシャン出身のグレンさんですが、久々にストリートで歌っていかがでしたか?また撮影中に大変だったことは何ですか?
グレン:ストリートで歌うのは5年ぶりでした。13歳の時、学校の先生に「君は集中力がないから、そんなに音楽が好きなら一度学校を離れて気がすむまでやってみなさい。ちゃんとやってくれば戻れるようにしてあげるから」と言われたんです。そのお陰で世界を見る視野が広がって、学校に戻ることも自然に出来ました。
大変だったのは、皆が通りすがりにカメラを意識して覗き込んだり、カメラの中を見てしまうので、通りの向かいにカメラを設置してみたりして、カメラを隠さなければいけなかったことですね。
──お二人の出会いの経緯を教えてください。また、撮影していて最も心を揺さぶられたシーンはありますか?
グレン:彼女と出会ったのは13歳の頃で、彼女の父親も知っていたので家に居させてもらいました。彼女は出会ったときからピアノが上手でしたが、「譜面がないのはやったことがない」と言ったので、一緒にやりながら即興を教えました。当時も、今回の映画の中の曲作りでもそうだったのですが、時間と金銭的な制限があるほうが人はモノを作れるのではないかと思います。
撮影中のエピソードは、お金を盗まれるシーンで、カメラを見えないところに隠して撮影していたんです。すると、撮影とは知らなかった通りすがりの人が、盗む役の男を蹴り上げてしまったんです。それに対して盗む役の男も殴り返してしまい、もみ合いになったので、私が止めに入りそこでカットになったんですが、なぜか止めに入った私が監督に「何で止めに入るんだ!撮ってたのに!」と怒られてしまいました(笑)。
──最後にミュージシャンのお二人にとって、ずばり音楽とは何でしょうか。
グレン:音楽と僕は、花と太陽のような関係ですね。そして、夢の中の世界を体験しているようなものでもあります。音楽は時間を止め、操ることのできる不思議でステキなものであり、そこにあるだけで価値があるものです。
マルケタ:私も彼と同じような考えです。音楽は、言葉なしにコミュニケーションできる唯一のもので、ことばや文化の壁を越えられるものだと思います。この映画の二人がそうであったように。 |
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『once ダブリンの街角で』
配給:ショウゲート
2007年11月3日(土) ロードショー
オフィシャルサイト |
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