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過激なベッドシーンが話題の『ラスト、コーション』会見
12.05 更新
 
過激なベッドシーンが話題の『ラスト、コーション』会見
来年日本公開となる映画『ラスト、コーション』の来日会見が4日都内で行われ、アン・リー監督、主演女優のタン・ウェイ、助演男優のワン・リーホンが出席した。

『ラスト、コーション』は、1930年代の上海を舞台に、抗日運動に身を投じる美しき女スパイと敵対する傀儡政権下特務機関の顔役との禁断の愛を描いた作品で、本年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞をはじめ、各国で賞を受賞している話題作。

予定されていた時間を超すほど熱く語ったアン・リー監督。『ブロークバック・マウンテン』でオスカーを受賞した後、最初の作品に中国映画を選んだことについて、「本作は『ブロークバック〜』の姉妹作のような位置づけで、オスカー受賞後にこの作品を選んだのは必然でした。二作に共通するのは、両作とも“禁断の愛”を描いていることと、女性作家の原作がもとになっていることです」と語り、「私は主にアメリカで映画を作ってきましたが、中国映画を撮るのはアメリカ映画より大変で、プレッシャーもあります。アメリカで得た経験や鍛えたことをうまく取り入れることができたと思います」とコメントした。

上海、香港、マレーシアのロケ地で実に118日間を費やした撮影は相当ハードだったようで、「地獄に落ちたような気分になりました。仲代達矢さんの『地獄変』を思い出したくらいです。でも、その地獄から人間の世に役者やスタッフたちと一緒に戻りたいと思いました」。

また、何かと話題になっている主演のトニー・レオンとタン・ウェイの濃厚なベッドシーンについては、「計12日間をかけて、非常にプライベートな環境の中で撮影しました。自分を犠牲にして演じてくれた役者たちに感謝しています。あのシーンは言葉では表せない虚と実を描くためにどうしても撮りたかった“究極のパフォーマンス”なんです」と語った。

一方、鮮やかな赤のドレスで登場したヒロイン役のタン・ウェイは、役作りのために3ヵ月のトレーニングをしたと語る。「監督から膨大な資料を渡され、当時の衣食住を学んだり、麻雀の授業を受けたりしました」。共演者と打ち解けるために皆でバスケットボールをしたり、ワンの弾くピアノに合わせて歌ったりもしたそうだ。 今回来日が叶わなかったトニー・レオンとの共演については、「新人として初めての大作に彼と共演できたことを幸せに思っています。現場では私を新人扱いせず、常にリラックスさせてくれ、時にリードしてくれました。役作りは完璧で、最初から最後まで役に没頭している感じでした」。

ワン・リーホンも、「彼(トニー)とはこの作品の前に何度か会ったことはあったのですが、本作の撮影中は共演シーンもほとんどなく、ゆっくり話せたのはヴェネチア国際映画祭でした。タンについては全く正反対で、オーディションで初めて会ってから、役の上でも人生の上でも愛情を持っています」と語った。

そんなタン・ウェイは、リー監督が10000人の候補者の中から選んだ新人女優。彼女について監督は、「オーディションで彼女を見た瞬間、この映画は彼女の映画だと直感しました。本作は二人で一緒に戦った成果だと思います。僕が現場で調子が悪いと彼女も風邪を引いているというくらい、特別な絆ができました」とすっかり惚れ込んでいる様子。

「僕は古風な女性が好みで(笑)、彼女は僕の中学校の国語の先生みたいだと思いました(笑)」と茶目っ気たっぷりに語ると、隣のタンは顔を突っ伏して苦笑い。会場もあたたかな笑いに包まれた。
『ラスト、コーション』
配給:ワイズポリシー
2008年正月第二弾公開
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