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| 伊勢谷友介と木村佳乃が共演中の『BLINDNESS』直撃取材! |
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先日、来年公開予定の注目作『BLINDNESS』の現場を見にカナダのトロントに行ってきた。『BLINDNESS』は、『シティ・オブ・ゴッド』、『ナイロビの蜂』と二本続けてアカデミー賞にノミネートされ、今や最も新作が期待される映画監督フェルナンド・メイレレスの新作。ノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』の映画化で、ハリウッドを代表する二人の演技派ジュリアン・ムーアとマーク・ラファロが主演を演じる。
物語は架空の都市を舞台に、住民たちが突然視力を失う原因不明の伝染病に襲われるというミステリー。ラファロ演じる医者は視力を失った患者を見ていて自分も病気に感染し視力を失ってしまう。医者は視力を失っていない妻(ムーア)と、何人かの患者たちと一緒に廃墟となった病院に隔離される。環境の悪い場所で医者と患者たちはお互いに協力し合い生活していくが、国中に伝染病がまん延し始める。視力を失った人々が次々と病院に送り込まれ始めると病院内の秩序は崩壊し、人々は極限状態の中、限られた食料の奪い合いを始め、事態はどんどん最悪になっていく。
しかしそんな中、医者の妻だけはいつまで経っても発病せず、唯一目の見える彼女が人々の希望の星となっていくが、、。ムーアとラファロの他、ガエル・ガルシア・ベルナル、ダニー・グローヴァーに加え、日本から伊勢谷友介と木村佳乃が出演。伊勢谷と木村は架空の都市に住む日本人夫婦に扮しており、物語の中で最初に視力を失う重要な役どころを演じる。二人ともこれまでに海外作品の経験はあるが、今回ほど本格的なものは初めて。
訪れた現場はトロント郊外にある元精神病院でやや不気味な雰囲気のある建物だったが、監督のメイレレスの人柄のせいか、暗い内容の物語にしては現場はきわめて明るく、笑いが絶えないのに驚かされた。また言葉の問題はあっても、日本の現場と違いかなりリラックスした撮影のやり方で、伊勢谷も木村もとても楽しんでいる様子だった。
最初は物語がダークなため、現場での雰囲気を心配していたという伊勢谷だが、「実際にムーアやラファロと芝居を始めたら、極限状況の中でも意外に笑いがあることに気づきホットした」そうだ。また日本での撮影に比べ気楽なのが好きだと言う。「ここでは誰も僕のことを知らないので、そのままでいられるのがいいです。野放しにしてもらってる感じが好きなんです。それと海外だと余計なことに気が散らないので、じっくり集中して作品と向き合えるのがいいですね」
来年のカンヌ映画祭でのプレミアが期待される『BLINDNESS』。抜群の映像センスを持つメイレレスが目の見えない人々のドラマをどう映像化するかが大いに楽しみだ。 (LA現地在住ライター:細谷佳史) |
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