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名優トム・ハンクス、「チャーリー・ウィルソン・ウオー」を大いに語る
05.29 更新
トム・ハンクス
(C)DailyCeleb.Com/NANA TSUSHIN
[LA現地ニュース] 現在日本で公開中の社会派ドラマ「チャーリー・ウィルソン・ウォー」。今年いよいよ大統領選挙のあるアメリカではまさにタイムリーな作品と言えよう。
トム・ハンクスが演じているのは、80年代にアフガニスタンに侵攻したソ連を撤退させ、ソ連崩壊の立役者となった風変わりな政治家チャーリー・ウィルソン。ビバリーヒルズのビバリー・ウィルシャー・ホテルで、ハンクスは、彼に惹かれた理由をこう説明した。
「ぼくがチャーリー・ウィルソンの魅力について語るとしたら彼が偽善者じゃないということだね。彼のような偽りのない政治家がいたら、ぼくは間違いなく一票を投じるよ。彼はドラッグはやるし、アル中で、女たらしなのに、ずっと選挙に勝ち続けることが出来たんだ。それもお酒を売るのが禁止されている場所でね。そのことをチャーリーに会った時に尋ねたら、『ぼくは彼らに対して嘘をついたりしなかった。自分自身がしたことを偽ることは決してしなかったんだ』と言ってたよ。でもそういったことをするのはとても難しいことだ。誰でも自分の人生を生きるためにはあるキャラクターにならないといけない。ぼくとチャーリーはまったく違うタイプだけど、ぼくもチャーリーのようになれたらと感じたよ」
アフガニスタンを手助けしたウィルソンのせいで、9.11のテロが起きたという批判について、雄弁なハンクスは以下のように答えてくれた。
「この映画が公開された後、昔ながらの新聞からインターネットまで、あらゆるメディアで必ず誰かが『もしもチャーリー・ウィルソンがいなければ、9.11はなかった』と書くだろうね。それが彼らの仕事で、彼らは簡単に答えを導くのが好きで、そこに真実性があろうとなかろうと、分かりやすく指差すことの出来る悪役を見つけたがるんだ。それは間違っているけど、読み物としてはおもしろいからね。もしも興味があれば、あの場所(中東)における西洋の関わりや歴史を勉強することだよ。オサマ・ビン・ラデンがなぜ生まれて来たか分かると思うから。ウィンストン・チャーチルが国境を分けるために線を引いたこととか、『アラビアのロレンス』を見てあの世界で生きることがどういうことかがわかれば、そういった人間がいくらでも出てくることは容易に想像がつくはずだよ」
(LA現地ライター:細谷佳史)
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