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[全米ランキングウォッチ]
第2回:「ヘルボーイ」天国だった先週末のボックスオフィス
07.16 更新
先週末の興行成績ランキングでは、異色のアメコミ・ヒーローの活躍を描く「ヘルボーイ」の続編、「ヘルボーイ2:ザ・ゴールデン・アーミー」が「ハンコック」から首位の座を奪って第1位でデビュー。米国時間7月14日(月)に集計された興行収入は以下の通り:
赤い悪魔のヒーローが1位を獲得!
(C)Everett Collection/NANA TSUSHIN
1.「ヘルボーイ2:ザ・ゴールデン・アーミー」:3590万ドル
2.「ハンコック」:3300万ドル
3.「センター・オブ・ジ・アース3D」:2060万ドル
4.「WALL・E/ウォーリー」:1850万ドル
5.「ウォンテッド」:1160万ドル
6.「ゲット スマート」:710万ドル
7.「デイブは宇宙船」:530万ドル
8.「カンフー・パンダ」:430万ドル
9.「Kit Kittredge: An American Girl」:250万ドル
10.「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」:230万ドル
「ヘルボーイ2」は、2004年に公開された第1作目が公開の週末に稼いだ2320万ドルの興行収入を上回る数字を出してランキング・トップの座に就いた。「ハンコック」は2位に落ちたものの、「ヘルボーイ2」とそれほど差の無い興行成績を挙げ、2週間足らずで1億6500万ドルを稼ぎ出している。
3位の「センター・オブ・ジ・アース3D」は、関係者たちの予想した以上の健闘を見せたとのこと。デジタル3-Dフォーマットの作品としては史上最多数の公開館で上映されている「センター・オブ・ジ・アース3D」だが、それでもデジタル3-Dフォーマット用の上映設備を備えている館は全体の1/3に過ぎない。ただし、その1/3の数の映画館だけで興行収入の60%を稼ぎ出しているとのことで、3-Dフォーマットに対する映画ファンの好奇心は高いようである。
これら3作品の成功とは対照的なのは、エディ・マーフィの新作コメディ「デイブは宇宙船」。公開された週末でも僅か530万ドルを稼ぐのみで、「WALL・E/ウォーリー」や「ウォンテッド」など、公開後、数週間経っている作品よりも下位に留まる結果となった。「デイブは宇宙船」は、マーフィの出演作の中でも失敗作だと言われている2002年公開の「プルート・ナッシュ」以来、最低の公開週末興収だったという不名誉な記録を残す結果に。
限定公開作品の中では、ギヨーム・カネが監督したフランス映画「Tell No One(原題:Ne le dis a personne)」が、公開2週目にして「ハンコック」並みの持久力を示し、今週末には1スクリーンあたりの平均興収では最高額の1万3300ドルを挙げている。
今週末に公開される作品では、リニューアルされた「バットマン」シリーズ第2作の「ダークナイト」が圧倒的な強さを見せそう。今年初めに急逝したヒース・レジャーの悪役ぶりも注目されているし、前評判も上々である。その対抗馬としては、ABBAの歌をベースにして作られたミュージカルの映画化作品「マンマ・ミーア」があり、女性客の人気を集めることが期待されている。
■過去の記事:
第1回:ウィル・スミス、再び独立記念日の週末を制す
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[全米ランキングウォッチ]
LA在住の現地ライター・荻原順子による、最新全米BOX OFFICEの分析リポート。(毎週水曜日更新)
映画ジャーナリスト:荻原順子
東京都出身、在ロサンゼルス映画ジャーナリスト。南カリフォルニア大学(USC)大学院修了後、CMプロダクション会社勤務を経てフリーランスのジャーナリストに。「キネマ旬報」、「この映画がすごい!」等の雑誌の連載コラムを書く傍ら、翻訳・通訳やコーディネート業もこなす。最近、ブログ(www.cinemanerd.com)を始めるも、仕事に追われて更新は怠りがち…。
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