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第3回:「ダークナイト」が「バットマン ビギンズ」を上回る記録を更新
07.23 更新
 先週末は、大方の予想通り、リニューアルされた「バットマン」シリーズ第二作目「ダークナイト」がダントツで第一位。米国時間7月21日(月)集計の興行成績は以下の通り:
第3回:「ダークナイト」が「バットマン ビギンズ」を上回る記録を更新
週末のトップは「ダークナイト」が支配
TTM & (C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
1.「ダークナイト」:1億5840万ドル
2.「マンマ・ミーア!」:2775万ドル
3.「ハンコック」:1404万ドル
4.「センター・オブ・ジ・アース3D」:1234万ドル
5.「ヘルボーイ2:ザ・ゴールデン・アーミー」:1011万ドル
6.「WALL・E/ウォーリー」:1007万ドル
7.「Space Chimps」:718万ドル
8.「ウォンテッド」:507万ドル
9.「ゲット スマート」:412万ドル
10.「カンフー・パンダ」:186万ドル

 「ダークナイト」は、公開初日の7月18日(金)に6710万ドルを稼ぎ出し、公開初日の最高興行収入記録、及び、1日あたりの最高興行収入記録を更新した。この数字は、前作「バットマン ビギンズ」が最も興行収入の高かった週末に稼いだ金額(つまり3日間で稼いだ金額)を上回る額である。

 「ダークナイト」のメガヒットの陰になってしまった感があるが、メリル・ストリープ主演の舞台ミュージカルの映画化「マンマ・ミーア!」も2775万ドルを稼いで健闘。ミュージカル映画の初日1日の興行収入では、去年公開された「ヘアスプレー」が持っていた最高記録2750万ドルを更新した。

 「ハンコック」は公開されて3週目になるが、客足がそれほど落ちず、これまでの興行収入の合計が1億9154万ドルと、来週末には2億ドルのハードルを越えそうな勢い。先週末に封切られた「Space Chimps」は、宇宙飛行士のミッションを命じられたチンパンジーたちを主人公とする子供向けCGアニメーションだが、あまり評判も良くないこともあって初登場順位は7位。来週末のトップ10からは脱落しそうな予感が…

 脱落といえば、エディ・マーフィ主演の「デイブは宇宙船」は2週目にして早くも圏外の11位。合計興行収入は1000万ドルに満たず、最終的な興行収入も推定製作予算の6000万ドルにも達しないのではないかと思われる厳しい状況である。

 今週末に封切られる作品では「Xファイル:真実を求めて」や「Step Brothers」あたりがトップ10入りを果たしそうである。ただし、「Xファイル」は、映画版前作が公開されてから10年経つし、TVシリーズの方も6年前に終了しているという状況で、どれぐらいの集客力が見込めるのかは未知数である。

 「Step Brothers」は、本国アメリカでは「俺たちニュースキャスター」と「タラテガ・ナイト オーバルの狼」でヒットを飛ばしたウィル・ファレル主演と監督アダム・マッケイのコンビによる作品なので、他にコメディのライバル作品が無い現在では興行的に有利かもしれない。いずれにせよ、これらの2作品が「ダークナイト」を首位の座から引きずり下ろせる力があるかどうかについては、大きなクエスチョン・マーク付きであるといったところ。

■過去の記事:
第2回:「ヘルボーイ」天国だった先週末のボックスオフィス
第1回:ウィル・スミス、再び独立記念日の週末を制す

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LA在住の現地ライター・荻原順子による、最新全米BOX OFFICEの分析リポート。(毎週水曜日更新)
映画ジャーナリスト:荻原順子
映画ジャーナリスト:荻原順子
東京都出身、在ロサンゼルス映画ジャーナリスト。南カリフォルニア大学(USC)大学院修了後、CMプロダクション会社勤務を経てフリーランスのジャーナリストに。「キネマ旬報」、「この映画がすごい!」等の雑誌の連載コラムを書く傍ら、翻訳・通訳やコーディネート業もこなす。最近、ブログ(www.cinemanerd.com)を始めるも、仕事に追われて更新は怠りがち…。
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