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[全米ランキングウォッチ]
第7回:おバカ大作「トロピック・サンダー」、「ダークナイト」を破って首位に
08.13 更新
 先週末は、8月13日(水)に封切り公開されたベン・スティラー監督・主演のコメディ「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」が、ランキングNo.1になり、「ダークナイト」の連続首位更新にストップをかけた。米国時間8月18日(月)集計の興行成績は以下の通り:
第7回:おバカ大作「トロピック・サンダー」、「ダークナイト」を破って首位に
濃い面々が揃った戦争パロディ映画「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
(C)Everett Collection/NANA TSUSHIN
1.「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」:2581万ドル
2.「ダークナイト」:1637万ドル
3.「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」:1461万ドル
4.「Mirrors」:1116万ドル
5.「Pineapple Express」:980万ドル
6.「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」:820万ドル
7.「マンマ・ミーア!」:609万ドル
8.「旅するジーンズと19歳の旅立ち」:578万ドル
9.「Step Brothers」:480万ドル
10.「Vicky Cristina Barcelona」:375万ドル


 大型予算の戦争映画を撮りに東南アジアのロケ地に赴いた俳優たち(スティラー、ロバート・ダウニー・Jr、ジャック・ブラックら)が、ひょんなことから本物のゲリラたちとジャングルで戦うはめになるというコメディ「トロピック・サンダー」は、公開日の興行こそ振るわなかったものの、週末の興行成績では、4週連続で首位の座に就いていた「ダークナイト」を抜いて堂々No.1でランキング・トップ10入りした。

 週末の興行成績では2位に落ちた「ダークナイト」だが、5週末の公開を終わった現時点での興行収入の合計は4億7100万ドル。リバイバル公開時の興行収入も含めた「スター・ウォーズ」が稼いだ4億6100万ドルを抜いて、興行成績の史上ベスト10の第2位に就けた。「タイタニック」が保持する史上最高の興行収入6億100万ドルには達しないとしても、5億ドルの線は超えることが期待されている。

 3位に就けた「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」は、言うまでもなくジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」シリーズのCGアニメーション版。2008年の秋から始まる同名TV番組の幕開け的役割を演じる劇場公開用作品である。

 4位の「Mirrors」は、韓国ホラー「Mirror 鏡の中」をキーファー・サザーランド主演でリメイクした作品。

 他の作品はそれぞれ順位が下がっているが、「マンマ・ミーア!」は「ダークナイト」と共に5週末を経てもまだトップ10内に残る健闘ぶり。興行収入の合計も現在の時点で1億1600万ドル。推定製作費は5200万ドルなので、興行成績的には“優等生映画”だと言えるだろう。

 今週末は、「バイオハザード」シリーズで知られるポール・W・S・アンダーソン監督、ジェイソン・ステイサム主演の近未来世界の刑務所を舞台にしたバイオレンス・アクション映画「デス・レース」や、おバカ系コメディの「The House Bunny」と「The Rocker」などが若い男性観客の人気を集めてベスト10入りしそう。


■過去の記事:
第6回:アクションコメディの追撃を避けて「ダークナイト」4週連続No.1
第5回:初登場の「ハムナプトラ3」抑えて、「ダークナイト」が首位キープ
第4回:「ダークナイト」が首位キープ、目指すは「タイタニック」の記録か?

[全米ランキングウォッチ]
LA在住の現地ライター・荻原順子による、最新全米BOX OFFICEの分析リポート。(毎週水曜日更新)
映画ジャーナリスト:荻原順子
映画ジャーナリスト:荻原順子
東京都出身、在ロサンゼルス映画ジャーナリスト。南カリフォルニア大学(USC)大学院修了後、CMプロダクション会社勤務を経てフリーランスのジャーナリストに。「キネマ旬報」、「この映画がすごい!」等の雑誌の連載コラムを書く傍ら、翻訳・通訳やコーディネート業もこなす。最近、ブログ(www.cinemanerd.com)を始めるも、仕事に追われて更新は怠りがち…。
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