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[全米ランキングウォッチ]
第8回:「トロピック・サンダー」、アクション映画「デス・レース」の追撃かわす
08.27 更新
公開初日だった先々週の水曜日の興行成績が今一つであったために先行きが心配された「トロピック・サンダー」だが、先週末も初登場した新作を退けて2週連続でランキングNo.1に就いた。米国時間8月25日(月)集計の興行成績は以下の通り:
カルト的人気を誇るロジャー・コーマン作品をバージョンアップさせた「デス・レース」
(C)Everett Collection/NANA TSUSHIN
1.「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」:1627万ドル
2.「The House Bunny」:1453万ドル
3.「デス・レース」:1262万ドル
4.「ダークナイト」:1054万ドル
5.「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」:566万ドル
6.「Pineapple Express」:545万ドル
7.「Mirrors」:501万ドル
8.「マンマ・ミーア!」:431万ドル
9.「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」:417万ドル
10.「The Longshots」:408万ドル
2位に就けた「The House Bunny」は、「27歳で老け過ぎだから」(!)という理由でプレイボーイ・マンションを追い出されて行き場を失った気の良いプレイボーイ誌のバニーに扮するヒロインが、男子生徒に人気の無い女子生徒ばかりが集まる大学女子寮の寮母になるという設定のコメディ。主演は「最終絶叫計画」や「ロスト・イン・トランスレーション」で頭が軽そうなブロンドを演じたアンナ・ファリス。
3位の「デス・レース」は、ロジャー・コーマン製作による「デス・レース2000年」(1975)のリメイク。近未来世界の刑務所を舞台に、勝ち残れば釈放という自由が約束されるが負ければ死が待っているという“デス・レース”を描くアクション映画。監督は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン。主演はジェイソン・ステイサム。
先週末初登場ながら10位に終わった「The Longshots」は、アイス・キューブ主演の家族向けコメディ。ランキング入りは1週限りのような予感が…。
ランキング入り6週目の先週末は8位だった「マンマ・ミーア!」は、現時点で1億2450万ドルを稼ぎ出し、去年公開されて1億1900万ドルの興行収入を挙げた「ヘアスプレー」を抜いて、興行成績史上No.1のミュージカル映画となった。
今週末公開される作品の中では、ヴィン・ディーゼルが、カルト集団から狙われている女性をロシアからアメリカへ護衛する傭兵を演じるマチュー・カソヴィッツ監督のSFアクション映画「Babylon A.D.」や、「最終絶叫計画」シリーズの最新作で「魔法にかけられて」や「JUNO/ジュノ」、「ハンコック」など最近のヒット作や話題作をパロディしまくる「Disaster Movie」あたりがランキングに入ってきそうである。また、限定公開ではあるが、三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」も公開される予定。
■過去の記事:
第7回:おバカ大作「トロピック・サンダー」、「ダークナイト」を破って首位に
第6回:アクションコメディの追撃を避けて「ダークナイト」4週連続No.1
第5回:初登場の「ハムナプトラ3」抑えて、「ダークナイト」が首位キープ
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[全米ランキングウォッチ]
LA在住の現地ライター・荻原順子による、最新全米BOX OFFICEの分析リポート。(毎週水曜日更新)
映画ジャーナリスト:荻原順子
東京都出身、在ロサンゼルス映画ジャーナリスト。南カリフォルニア大学(USC)大学院修了後、CMプロダクション会社勤務を経てフリーランスのジャーナリストに。「キネマ旬報」、「この映画がすごい!」等の雑誌の連載コラムを書く傍ら、翻訳・通訳やコーディネート業もこなす。最近、ブログ(www.cinemanerd.com)を始めるも、仕事に追われて更新は怠りがち…。
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