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[人物ブレイク]

(C) Niko Tavernese for all Wrestler photos

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ミッキー・ロークが、一度はどん底まで落ちぶれた自分のキャリアと重なる役柄を演じ、奇跡の復活をした「レスラー」。まさに“男泣き”のプロレス映画だが、ミッキーを取り囲む女たちの熱演が、ドラマに奥行きを生んでいることを忘れてはならない。

家庭を犠牲にしてきた父親を許すことができない娘を演じたのは、エヴァン・レイチェルウッド。そしてミッキーが惚れるストリッパーを演じているのが実力派女優、マリサ・トメイだ。子持ちのストリッパーを演じた彼女は、生々しく説得力のあるヌードを披露。場末のストリッパーというキャラクターとしてのリアリティと40代の女性だからこその色気を兼ね備えた肉体を通して、不器用な愛を切ないほどに表現しているのだ。アカデミー賞ではペネロ・ペクルスが助演女優賞を獲得したが、まさにオスカー級の熱演といっていい。

幼い頃から女優を目指していたというマリサは、86年にオフ・ブロードウェイにデビューし、シアター・ワールド賞を受賞。舞台やテレビドラマに出演しながら映画界にも本格的に進出し、92年の「いとこのビニー」では元気いっぱいのコメディエンヌぶりが高く評価され、いきなりアカデミー賞助演女優賞を受賞。一躍シンデレラガールとして脚光を浴びた。続いて「忘れられない人」「オンリー・ユー」などでフレッシュな存在感を示したが、早すぎた受賞がプレッシャーとなったのか、以降はなかなか当たり役に恵まれない時期が続く。

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