[ハリウッド最前線]
マット・デイモンとジョシュ・ブローリンが、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の新作「True Grit」への出演を交渉中である。「True Grit」の原作はチャールズ・ポーティス著の西部劇小説で、1969年にジョン・ウェイン主演、ヘンリー・ハサウェイ監督で「勇気ある追跡」として映画化されている。ウェインは、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
ストーリーは、父親を雇い人に殺された14歳の少女マティが、法の裁きから逃れた殺人犯に復讐を誓い、大酒飲みの老保安官ルースター・コグバーンと若きテキサス・レンジャーを雇って、白人たちと敵対しているインディアン居住区に潜んでいる犯人を追いつめていくという内容。
デイモンが出演を交渉しているのは、1969年版では歌手のグレン・キャンベルが演じたテキサス・レンジャー、ラ・ボーフの役。一方、ブローリンが出演を交渉中なのは、マティの父親を殺した雇い人トム・チェイニー役。ブローリンは、同じコーエン兄弟の「ノーカントリー」(2007)では殺し屋に追われる役だったのが、今度は殺す側にまわることになる。
マティ役はまだ決まっていないとのことだが、コグバーン保安官には、コーエン兄弟作品「ビッグ・リボウスキ」(1998)で主演を果たしたジェフ・ブリッジスがキャストされている。
脚本はコーエン兄弟が執筆したものになるが、1969年版よりもポーティス著の原作にずっと忠実だとのことである。(例えば、1969版はコグバーンの視点で物語が展開するが、原作はマティの目を通して語られている。また原作では、マティは14歳という設定になっているが、1969年版でマティを演じたのは当時21歳のキム・ダービーだった。)
プロデュースは、コーエン兄弟のほか、スティーヴン・スピルバーグ、そして「ノーカントリー」を手がけたベテラン・プロデューサー、スコット・ルーディンが担当することになっている。
コーエン兄弟版「True Grit」は、来年末の公開を目指し、来年の3月に撮影開始予定だそうである。

